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 ◇セ・リーグ 巨人8―2広島(2024年9月20日 マツダ)

 巨人は大量8得点で広島を下し、1分けを挟んで4連勝。2020年9月5日以来1476日ぶりの貯金17とし、2位・阪神が敗れたため優勝マジックを一気に2つ減らして6とした。ゲーム差は3に開いている。最短Vは23日。

 2013年を最後に勝ち越しがなく、昨季も3勝9敗だった“鬼門”マツダでは今季当初の6戦勝ちなし4連敗から一転して5連勝となり、ついに5勝4敗2分けと白星先行。残り2戦での11年ぶり勝ち越しも見えてきた。

 3回に吉川の2点適時二塁打と岡本和の2戦連発&直近5戦4発となる26号2ランで一挙4点を先取。7回には敵失を足場に打者9人で5安打を集中し、吉川、坂本、オコエの適時打で一挙4得点を追加して快勝した。

 先発左腕・井上は5回まで毎回の8三振を奪って6安打1失点と好投して今季8勝目(5敗)をマーク。4―1で迎えた6回には2番手左腕・高梨が浅野の失策もあって2死一、三塁のピンチを招いたが、ここで3番手右腕・船迫がわずか2球で見事な火消しを見せる場面もあった。

 阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――試合を振り返って。

 「最初ね、4点先制できたのが凄く大きかったですし、それで井上も楽にいけたんじゃないかなと思います」

 ――吉川がいい働き。

 「ずっと今年はいいところで打ってくれてますし、存在感、凄く出してくれてると思います」

 ――猛打賞となった岡本和の状態。

 「いやもう、自分が打てば勝てると思ってやってくれているでしょうし、そういう姿が凄くいつも以上に強く見えてるんでね、頼もしく見えてます」

 ――井上は5回を投げて1失点。

 「上出来だったと思いますし、こういうプレッシャーかかる試合でしっかり試合をつくってくれたんでナイスピッチングだったと思います」

 ――明日の先発投手は横川。

 「打たれることを恐れずにどんどんゾーンで勝負して、バックを信じて投げてもらえたらなと思います」