優先駐車マスも整備されます。

北海道内や首都高は初


ダブル連結トラックのイメージ。輸送効率化のため、西濃運輸とヤマト運輸の混結も行われる(画像:西濃運輸)。

 国土交通省は2024年9月17日(火)、「ダブル連結トラック」の走行対象路線を拡充すべく、特殊車両通行許可申請の受付を開始しました。ダブル連結トラックは、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能で、トラックドライバーの人手不足に対応する施策として、2019年1月末に本格導入されました。

 このたび追加されるのは、道央道や札樽道、首都高速湾岸線、阪神高速4号湾岸線などのほか、災害時の迂回路となる上信越道や北陸道、中国道など。総延長は現行の5140kmから6330kmに増えます。拡充には、物流事業者からのニーズもあったといいます。

 なお、あわせて国土交通省は、SAやPAにおけるダブル連結トラック優先駐車マスを順次整備するとしています。その後も運行状況やニーズを踏まえ、通行経路や休憩施設内のレイアウトについて検討する予定です。