2024年4月、三重県四日市市で女性の白骨化した遺体が見つかった事件で、同僚の32歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕されました。警察は男が死亡した経緯についても知っているとみて調べています。

 四日市市中野町にある造成された広大な土地、当時はうっそうとした雑木林だったこの場所で4月、山菜取りをしていた男性が白骨化した女性の遺体を発見しました。

 遺体は中国籍の趙霞さん(当時36)で、四日市市内にある勤務先の寮で生活していましたが、2023年7月に連絡が取れなくなり、上司が行方不明届を出していました。

 遺体は死後数カ月が経っていたとみられ、警察が事件性を調べていましたが、およそ5カ月がたった9月18日に急展開を迎えました。

 趙さんの遺体を遺棄したとして逮捕されたのは趙さんの同僚で、フィリピン国籍のジュニ・ジェルビン・ベルナデス容疑者(32)です。

 ジュニ容疑者は遺体が見つかった現場から4キロほど離れた菰野町で、妻と娘と暮らしていました。

近所に住む男:
「(警察官)十数人ぐらいが箱を持って、家宅捜査みたいな感じで。それ以前も何回か4~5人で来てみえたりとかしていたので、ちょっと何かあるのかなと。特に悪い印象もなく、人のいい外国人さん」

 警察はジュニ容疑者が死亡の経緯についても知っているとみて調べています。