1週間の帰省中「冷房の消し忘れ」に気付いた…！電気代はどれくらいになっているでしょうか？

2024年9月15日 11時10分

夏の間、毎日のようにエアコンをつけていると、うっかり消し忘れたまま外出してしまう人もいるでしょう。その日のうちに帰宅する外出であればそれほど痛手ではないかもしれませんが、帰省で1週間も留守にした場合、エアコンの電気代をいくらぐらい無駄に使ってしまったのか、不安になる人も多いはずです。本記事では、エアコンを1週間つけっぱなしにしてしまった場合にかかる電気代を始め、冷房の消し忘れを防ぐおすすめの方法や、電気代の節約方法についても詳しくご紹介します。

冷房を1週間つけっぱなしにした場合の電気代は？

エアコンの電気代を計算するには、まず、消費電力を確認する必要があります。商品カタログや取扱説明書に記載されているため、チェックしましょう。冷房と暖房で数値が異なるので、注意が必要です。
例えば、消費電力が515ワットのエアコンの1時間あたりの電気代を計算してみましょう。計算式は「消費電力（ワット）÷1000×電気料金単価（円／キロワットアワー）×1時間」となります。電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めている31円／キロワットアワーを使用します。

・515ワット÷1000×31円／キロワットアワー×1時間＝15.965円

このエアコンの1時間あたりの電気代は約16円なので、24時間で約384円、1週間だと約2688円かかります。
同じように計算すると、消費電力が425ワットのエアコンだと、1週間つけっぱなしにした場合の電気代は約2184円、消費電力が830ワットのエアコンだと約4368円です。

冷房の消し忘れを防ぐ方法

冷房の消し忘れにより無駄な電気代が発生してしまうことを防ぐ方法としては「メモを書いて目立つところに貼っておく」「切タイマーをセットしておく」などがあります。しかし、メモは慣れてしまうと効果が薄れたり、タイマーはセットすること自体を忘れてしまったりする可能性もあるでしょう。
これからエアコンを買い替える予定があるなら、人感センサーが搭載された機種を選ぶとよいかもしれません。人がいないと自動で電源がオフになるため、消し忘れたまま外出してしまっても安心です。
買い替えの予定がない場合は、スマートリモコンを購入してエアコンの電源をオフにする時間を登録しておけば、毎回タイマーをセットする手間も省けるでしょう。また、外出先からの遠隔操作も可能となるため、外出後に電源の切り忘れが発覚しても対応することができます。

冷房の電気代を節約するには？

無駄な電気代がかかってしまったことで、今後の電気代を少しでも節約する方法を考えた方がよいかもしれません。おすすめの節約方法には、以下のようなものがあります。

・冷房効率が下がらないようこまめにフィルター掃除をする
・サーキュレーターを併用して室温を一定にする
・自動運転モードに設定して効率よく部屋を冷やす
・短時間の外出時は電源をつけっぱなしにする

人がいなくなるときにこまめに電源をオフにした方が電気代を節約できるイメージがあるかもしれませんが、実際には30分程度の短時間の外出時はつけっぱなしにしておいた方がよいこともあるようです。エアコンは設定温度と室温の差があるほど、再度電源を入れたときに使用する電力量が大きくなります。そのため、つけっぱなしにしておいた方が無駄な電力を使わずに済むでしょう。

冷房を1週間つけっぱなしにすると2500円以上の電気代がかかる場合もある

エアコンの電気代は消費電力によって異なりますが、1時間あたりの電気代が約16円かかる消費電力515ワットのエアコンの場合だと、1週間つけっぱなしにすることで2500円以上かかる計算になります。
消し忘れを防ぐためにはメモに書いて貼っておいたりタイマーをセットしたりする方法もありますが、効果が期待できないようなら人感センサーが搭載されたエアコンに買い替えたり、スマートリモコンを利用して電源オフの時間を登録したりするとよいでしょう。
今回の事例のように「1週間冷房を消し忘れた」というときは、これからかかる電気代をできるだけ節約できるように、サーキュレーターを活用したりこまめにフィルターを掃除したりするよう心掛けることをおすすめします。