大谷翔平を「MLBのかわいい女の子」と揶揄したオルティス氏に批判噴出! 元MLB捕手は異論「時代は変わった。君の意見は違う」

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オルティス氏(右)の大谷(左)を揶揄する発言に周囲からも反発の声が相次いでいる。(C)Getty Images

 米球界のレジェンドが放った一言が波紋を広げている。

 物議を醸すキッカケとなったのは、かつてレッドソックスなどで活躍し、22年に米野球殿堂入りも果たしたデビッド・オルティス氏のコメントだ。ドミニカ共和国の放送局『Z101 Digital』のエクトル・ゴメス記者のインタビューに応じた際に、大谷翔平のMVPについて問われ、「彼らはいつも、私が指名打者だったからといってMVPをくれないという“問題”を持っていた」とキッパリ。さらに皮肉交じりの意見を続けた。

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「今年、『MLBのかわいい女の子』であるオオタニがMVPの獲得レースに出た時には、彼らが何を言うかを見守るつもりだよ。今のMLBは毎日のようにオオタニに50-50に到達するように奨励している。一方で、フランシスコ・リンドーア(メッツ)のような選手は抑制されている」

 かつて「史上最強の指名打者(DH)」と称されたオルティス氏。2006年には54本塁打、137打点の打撃二冠王に輝くなど“異名”にふさわしい成績を残してきたが、キャリア20年でMVPの栄冠を手にはできなかった。

 どれだけの好成績を収めようとMVPだけは与えられなかった。ゆえにフルタイムのDH選手史上初のMVPに輝く可能性が高まっている大谷に、異論を言わずにはいられなかったのだろう。

 しかし、大谷を「MLBのかわいい女の子」と評しての批判には、元MLBスターたちからの反発も招いている。現地時間9月10日に米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』に出演したMLB通算2043安打を放った名捕手AJ・ピアジンスキー氏は、「彼(オルティス氏)はオオタニにちょっと嫉妬しているようだね」とキッパリ。「デビッドは素晴らしい選手だったが、オオタニのようなシーズンは一度も送ったことがない」と持論を展開した。

「デビッドは偉大な選手で、俺の友人でもある。お互いにプレーしていた時から良く知っている仲間だ。そして彼が2006年に記録したシーズン54本塁打、137打点は凄い。本当に驚異的なシーズンだったと言える。だけど、彼には盗塁がない。打率も.287だし、今年のオオタニとは比べ物にすらならない。申し訳ないけど、デビッド、時代は変わったんだ。ブラザー、愛しているけど、今回のことはちょっと君の意見が違うかもしれないぞ」

 史上初の「シーズン50本塁打・50盗塁」に挑もうと邁進している大谷。仮に彼が前人未到の偉業をやってのければ、MVP受賞も必然という見方は強いが、果たしてどうなるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]