デイヴ・バウティスタ、スリムになった姿が話題 ─ 柔術で大幅減量、筋肉も落ちたが「それでいいんです」
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のドラックス役などで知られるといえば、元プロレスラーである屈強な体格を活かして俳優界で活躍するひとり。ドウェイン・ジョンソンやジョン・シナのように、大きな身体でスクリーンでの存在感を見せてきた。
そんなバウティスタはこの頃減量に励んでおり、別人のようにスリムになっている。2024年9月7日(現地時間)にトロント国際映画祭のレッドカーペットに登場すると、すっかり細くなったその姿に驚く声も。
かつては巨体だったバウティスタがここまでスリムになった秘訣は「柔術」だ。2010年に柔術に出会うと、まるで「解けないパズル」のような魅力に取り憑かれ、大好きになったのだそう。2021年には紫帯を取得しているが、スケジュールが多忙なため、2014年ごろからあまり練習ができていなかったのだという。
2022年秋から一念発起してふたたび稽古に励むようになり、茶帯も取ることができたバウティスタ。その過程で、徐々に体重を減量していたのだ。
2023年に公開された出演作『ノック 終末の訪問者』では、まだ増量していた時期だったと、バウティストは7月に登場した番組で振り返っている。「(当時は)かなり大きかった。300ポンド(約136キロ)以上はあったかな」。
思うように減量できず苦労していたというバウティスタは、(2024)の撮影時に友人のトレーナーをブダペストに招致し、何時間もひたすら柔術の組み合いをしたという。「茶帯を取れるように頑張ろう」と努力しながら減量に成功。「最近も50ポンド(約22キロ)ほど落としたところ」と、話している。
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一般的に、筋肉質な状態から減量を行うと、まず最初に筋肉が落ちていくことになる。バウティスタもかなりの量の筋肉を「犠牲にした」と話しているが、「それで良いと思っています。そっちの方がずっと快適だから」と語る。特にお腹や胸、顔についた肉はなかなか落ちずに苦労していたそうだ。
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もともとバウティスタは、俳優キャリアについて『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役のような筋肉バカ的なキャラクターではなく、「もっと深みのある役を演じる機会が欲しい」と。同じくレスラー出身のドウェイン・ジョンソンやジョン・シナと比べられることを、「『ワイルド・スピード』や『バンブルビー』に興味はない。ドゥニ・ヴィルヌーヴやサム・メンデス、ジョディ・フォスター、アカデミー賞を獲った俳優と仕事がしたい」と、映画については地に足着いたものを求めていたのだ。また、自分で映画監督になって「落ち着いていてドラマチックで、感動させるような映画を撮りたい」との。大幅な減量に成功し、肉体派としてのイメージから脱却できたことで、バウティスタの新たなキャリアが始まるかもしれない。
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