ニューモデルはSUV多し!? トヨタは全長5m級の新型「ワゴンSUV」発売! ホンダ・マツダ・スバルの新型モデルを大予想!

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「クラウンシリーズの本命SUV」いつ発売?

 今はSUVが売れ筋となっています。居住空間や荷室が広く、外観も存在感があってカッコいいため、国内と海外の両方で高い人気を得ており、そのために商品開発も活発に行われ、車種の数も増えています。
 
 今後もSUVの新型車が数多く登場し、ニューモデルの大半がSUVといっても大げさではありません。どのようなモデルが登場するのか、予想してみましょう。

ワゴンSUVとして投入されるトヨタ 新型「クラウンエステート」

●トヨタ「クラウンエステート」

【画像】カッコいい! これが17年ぶりに復活する新型「クラウンエステート」です! (30枚以上)

 現在の「クラウン」はシリーズ化され、SUVの「クラウンクロスオーバー」と「クラウンスポーツ」、セダンの「クラウン」が既に発売されています。

 そして最後に登場するのがワゴンSUVの「クラウンエステート」です。

 当初は2023年末に正式発表されると見られていましたが、何度か販売を延期。現時点では「2024年央以降発売」が予定されていますが、まだ見通しが立っていません。

 クラウンエステートは、SUVに発展したクラウンの本命モデルとされ、全長4930mm、全幅1880mmとワイドで、リアゲートの角度を立てたSUVの典型的なボディスタイルになります。

 既に販売されているクラウンクロスオーバーやクラウンスポーツは「ゴルフバックを積みにくい」という話も聞かれます。

 その点、新型クラウンエステートは後席と荷室が広く、快適性と実用性が優れたSUVとなっています。

●マツダ「CX-80」

「CX-80」は、後輪駆動のプラットフォームを使うマツダの最上級SUVです。「CX-8」の実質的な後継車に位置付けられ、全長が約5mに達するボディに、3列シートを備えています。

 内外装のデザインは2列シートSUVの「CX-60」と同様。パワーユニットも基本的にはCX-60と共通ですが、2.5リッター直列4気筒ガソリンは用意されず、ガソリン車はプラグインハイブリッドのみになります。

 そして、3.3リッター直列6気筒クリーンディーゼルターボとそのマイルドハイブリッド車が販売の主力となるでしょう。

 CX-80はボディの長い3列シート車ですから、CX-60に比べると価格が70万円〜80万円は高くなりそうです。

●スズキ「フロンクス」

「フロンクス」はインドで生産されて日本へ輸入されるコンパクトSUVで、既にティザーキャンペーンが開始されています。

 日本仕様のボディサイズは未公表ですが、インドでは税制面で有利になるよう、全長は4m以下に抑えました。最小回転半径も4.8mですから、小回りが利きます。

 しかも全高も1550mmと低いので、SUVであっても立体駐車場を利用しやすいです。コンパクトなボディで運転もしやすく、都市部にピッタリなSUVになっています。

 コンパクトなボディですが車内は意外に広く、身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る同乗者の膝先空間は握りコブシ2つ分を確保しています。インパネなどの内装も上質で、ファミリーカーとして使いやすいでしょう。

 パワーユニットは1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを搭載。ボディが軽く、動力性能や走行安定性にも不満はありません。

新型「フォレスター」にトヨタのハイブリッドを搭載!?

●スバル「フォレスター」

 6代目となるフォレスターの新型は、すでに北米で発売されています。

 ボディは現行型に比べて若干大きく、全長4660mm×全幅1840mm×全高1730mmくらい。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2670mmですから現行モデルと共通です。

 設計の新しいスバル車と同様、新型フォレスターにもスバルグローバルプラットフォームが使われ、フルインナーフレーム構造なども採用されてボディ剛性を向上。走行安定性と乗り心地のバランスも良くなります。

6代目となるスバル新型「フォレスター」

 注目されるのはパワーユニットで、日本仕様は2リッター水平対向4気筒エンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた「e-BOXER」か、トヨタの「THS II」をベースにした新開発のフルハイブリッドを搭載する可能性が高いです。

 なお販売店では「新型フォレスターを国内で販売することは確かですが、発売時期は先でしょう。2025年の中盤頃だと思います」と予想しています。

●ホンダ「CR-V e:HEV」

 国内販売の終了と復活を繰り返す「CR-V」ですが、6代目モデルがいよいよ登場し、燃料電池車の「CR-V e:FCEV」として復活しました。

 CR-V e:FCEVは水素とEVのハイブリッド車ですが、近隣に水素ステーションがないと所有するのは困難です。

 そしてホンダの関係者は「現行CR-Vでは、ハイブリッドのe:HEVを復活させる可能性も高い」と言います。

 CR-V・e:HEVが復活した場合、売れ筋価格帯はトヨタ「ハリアー ハイブリッド」の中級から上級のグレードと同等の450万円〜550万円となるでしょう。

 フルモデルチェンジ後の新型CR-Vは上質なSUVということもあって、先代よりも人気が出る可能性が高く、ハイブリッド車の追加が期待されます。

●三菱「ASX」

「ASX」は欧州市場向けの比較的コンパクトなSUVで、日本に導入されるとすれば、生産を終えた「RVR」の後継車になります。

 ボディサイズは、全長4300mm×全幅1800mm×全高1570mmくらいです。ホイールは2640mmで全長の割に長く、外観は引き締まった印象です。

 長いホイールベースは、走行安定性を向上させたり、後席の足元空間を広げるメリットを発揮します。

 パワーユニットは、ルノーが開発した「Eテックフルハイブリッド」が注目されますが、価格を抑えた1リッター直列3気筒ターボなどを搭載する可能性もあります。

 三菱はSUVのイメージが強いメーカーで、技術力も優れていますが、「アウトランダー/エクリプスクロス」などはプラグインハイブリッド車で、売れ筋の価格帯が高騰しました。その点でも、お手頃なASXの投入が期待されます。

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 軽自動車でもSUVスタイルの新型車が登場します。

 ホンダ「N-BOXジョイ」は「N-BOX」の派生車種で、外観をSUV風にアレンジします。ただし「フリード」や「フィット」の「クロスター」に比べると、SUV感を少し抑えてオシャレで都会的な雰囲気にするようです。従って車名もクロスターではなくジョイになります。

 基本的な機能やデザインはN-BOXと共通ですが、シートには撥水や撥油の加工が施され、荷室も水洗いしやすい造りになるでしょう。

 タイヤが汚れた自転車を積んだり、屋外で雨に濡れた衣服で乗車しても後始末をしやすい仕様を採用します。

 さらに、スズキ「スペーシアギア」は「スペーシア」をベースに開発されたSUV風の派生モデルです。先代モデルで人気を高めながら、現行モデルではまだ設定されておらず、いよいよ新型へと刷新されます。

 外観がSUV風にアレンジされてルーフレールなども装着。内装も異なり、シート生地は撥水加工を施したファブリックです。荷室には水洗いの可能な処理も行われ、アウトドアでの使い勝手を向上させました。

 ライバル車の新型N-BOXジョイと併せて、新型スペーシアカスタムも人気モデルになるでしょう。