ホセ・ジェイムズの来日公演、ビルボードライブ初登場のHomecomingsなど「Billboard Live TOKYO」9月の注目公演をピックアップ
国籍・ジャンル問わず、日々さまざまなステージが繰り広げられ、料理やお酒を楽しみながら音楽に浸れる世界基準のライブレストラン・Billboard Live TOKYO。SPICEでは、毎月注目公演をピックアップして紹介! 2024年9月は、ホセ・ジェイムズ、CWF、Level 42など海外アーティストが続々。さらに伝説のバンド・UGUISSの40周年ライブ、Homecomingsのビルボードライブ初登場など、話題のステージが続々!
■9月2日(月)・3日(火)
José James presents 1978
スモーキーな歌声と、ジャズを拡張する独自のセンスでシーンの最先端を走るヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズが、自身の生誕年である『1978』をタイトルに冠したニュー・アルバムと共にビルボードライブへ帰ってくる。昨年、現代を代表するネオ・ソウル・シンガー、エリカ・バドゥの代表曲をカバーしたトリビュート・アルバム『On & On:Jose James Sings Badu』をパフォーマンスするプレミアムステージをビルボードライブで開催したことも記憶に新しいホセ。今作は、2018年にリリースしたビル・ウィザースへのトリビュート作の制作を機にしたことで、人々に自分なりの喜びを与えられるような曲を書いてみたくなり、そこから5年かけて完成させた渾身の作品となっている。『1978』というタイトルの通り、マーヴィン・ゲイ、プリンス、スティーヴィー・ワンダーといった70年代後期のソウル・ミュージックを、ホセなりの現代的解釈で表現している話題作がステージ上で再現される、メロウな夜への期待に胸が躍るはず。
■9月5日(木)
UGUISS 40th Anniversary Tour Revisited Tokyo
1980年代にわずか1年余の活動で突如解散した伝説のバンド・UGUISSのデビュー40周年を祝すアニバーサリーライブをビルボードライブ東京で開催。1983年にアルバム『UGUISS』でEPICレーベルからデビューを果たし翌年2ndアルバムを制作するものの、リリースを前に突然解散。「当時のステージを体験しているのは限られた人だろう」と語られる“伝説のバンド”は、今年の春に再結成し、40周年記念盤2枚組LP『UGUISS (1983-1984) ~40th Anniversary Vinyl Edition~』のリリース、そして東名阪のツアーを実施した。渋谷クラブクアトロでのファイナル公演、そして原宿・クロコダイルでの追加公演に続き、現代のJ-POPシーンに欠かせない存在である佐橋佳幸(Gt)、柴田俊文(Key)、松本淳(Dr)によるオリジナル・メンバーとDr.kyOn(Ba,Key)が繰り広げる強靭なバンドサウンドと冨田麗香による伸びやかなヴォーカルをビルボードライブのステージで堪能して。
■9月12日(木)・13日(金)
CWF(Champlin Williams Friestedt)
元シカゴのヴォーカリスト=ビル・チャンプリンと、TOTOの名リード・シンガーとして知られるジョセフ・ウィリアムス。二人のAORレジェンドと、80年代のウェストコースト・サウンドに限りないリスペクトを寄せる北欧のAORプロデューサー/凄腕ギタリスト=ピーター・フリーステットが結成したスーパー・プロジェクト、チャンプリン・ウィリアムス・フリーステット(CWF)が満を持してビルボードライブのステージに登場! 映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムスを父に持つジョセフ・ウィリアムスは、1986年にTOTOに加入後、1988年まで、TOTOの3代目ヴォーカリストとして活躍。2010年のTOTO再結成に参加してファンを熱狂させた後もバンドと活動を共にし、昨年にはデビュー45周年を迎えたTOTOのJAPANツアーで来日を果たしている。
ビル・チャンプリンは、サイケデリック・ロック・バンド<サンズ・オブ・チャンプリン>での活動と、デヴィッド・フォスター・プロデュースによる2枚のソロ・アルバムを経て、1982年からシカゴに加入。2009年に脱退するまで約28年間、シカゴのヴォーカル/ギター/キーボード/ソングライターを務めた。ソングライターとしては 「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」(アース・ウィンド&ファイアー)等の共作者として1970年代と1980年代の両方でグラミー賞を受賞している。CWFを主宰するスウェーデン出身のピーター・フリーステットは、ビルやジョセフとは一回りも二回りも下の世代だが、少年期より80年代のウェストコースト・サウンドに限りないリスペクトと憧憬を寄せ、パーフェクトなコンテンポラリーAORサウンドをクリエイトするギタリスト/ソングライター/プロデューサー。2011年には、ジョセフ・ウィリアムスとともに、ジョセフ・ウィリアムス&ピーター・フリーステット名義で作品を発表。同作にもゲスト参加したビル・チャンプリンが加わった3人で、2015年にチャンプリン・ウィリアムス・フリーステット名義での1stアルバム、そして2020年に2ndアルバムを発表している。まさにドリーム・バンドである彼らが魅せる至極のハーモニーを心ゆくまで楽しもう。
■9月14日(土)
Homecomings Chamber Set at Billboard Live TOKYO 2024
2012年に京都で結成された3人組バンド、Homecomingsがビルボードライブ初登場。心地よいメロディ、日常の中にある細やかな描写を紡ぐような歌詞、耽美でどこか懐かしさを感じさせる歌声が高い評価を得て、2021年春にポニーキャニオン内の<IRORI Records>よりメジャーデビュー。2023年12月には神奈川・大さん橋ホールにてデビュー10周年イヤーを締めくくる、自身最大規模のワンマンライブを成功させた。そして今回、バンドはストリングス隊を迎えた特別編成“Homecomings Chamber Set”でオンステージ。華やかで豊潤なアンサンブルを、親密なクラブ空間でどこまでも堪能してほしい。
■9月21日(土)・22日(日)
Level 42
ジャズ/ファンクやワールド・ミュージックの流れを昇華し、洗練されたポップスで80sメインストリームを席巻したUKのフュージョン・ポップ/ファンク・バンド、レベル42がビルボードライブへカムバック。1979年に結成されて以来、卓越した演奏テクニックを武器にその音楽性を進化させ、代表曲である「Something About You」や「Lessons In Love」はイギリスのみならずアメリカでもチャートインするまでの大ヒットに。80年代以降のポップス/ロック史にも大きな足跡を残し、後続のアーティストたちにも多大なる影響を与え続けてきた。その後、解散と再結成を経て、現在もツアーを精力的に続け、ここビルボードライブでも長年にわたりメモラブルなショーを見せてくれた。近年再評価されているブリットファンクの代名詞でもある彼らの、華麗でフレッシュなステージをお見逃しなく。