モンペリエの会長を務めてきたローラン・ニコラン氏 photo/Getty Images

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すでにフランス1部のリーグ・アンは開幕しているが、今季は開幕時から動画配信サービス『DAZN』のフランスでの月額料金が高額すぎるとの批判が起きていた。

フランスでは月額29・99ユーロ(約5000円ほど)のプランなどが用意されているが、いずれも高額だとフランスのサッカーファンから批判の声があった。結果的には開幕戦をネットで違法試聴する人々が続出し、これが問題となっているのだ。

仏『Foot Mercato』によると、さらに余計な火をつけてしまったのがモンペリエのローラン・ニコラン会長だ。2017年より同職を務めるニコラン会長は、週末のディナーを1食やめれば月額料金を払えるなどと発言し、反発を招いている。

「バッシングはやめてほしい。月額プラン購入者はクラブの経済面において不可欠だ。30ユーロは金曜日の夜に食べるレストランのディナーと同程度の価格だ。つまり月に1回だけレストランでのディナーをスキップすれば、DAZN料金はペイできる」

これにはSNSでも批判が起きているようで、「苦労して稼いでいるお金なのだから、ディナーを抜くのはやめた方がいい」、「ならば好きなものを食べ、好きなストリーミングサービスでリーグ・アンを見るよ」といった声が出ている。

違法視聴の増加はリーグ全体にとっても問題だが、良い解決策は見つかるだろうか。