地獄ノロノロ「190分」!? 東北道の「お盆ラッシュ渋滞」回避するコツは? 鬼門の「羽生PA」で苦しまない「空いてる時間帯」一体いつなのか
2024年お盆の「東北道」渋滞どうなる?
いよいよ近づいてきたお盆休みの「帰省&Uターンラッシュ」。
2024年のお盆休みは「8月10日〜12日の3連休、15日のお盆本番」が核になっていて、帰省やレジャーが行われる期間としては8日(木)ごろから18日(日)まで、異例の広い範囲となりそうです。
気になるのが高速道路の大渋滞です。その中でも、特にひどい渋滞が起きるのが、首都圏から宇都宮・那須・仙台方面へのルートとなる「東北道」です。
NEXCO各社が渋滞予測を発表しています。東北道は、いつから渋滞が始まって、いつどこが渋滞しひどく混むのでしょうか。
【画像】えっ…!? これが「東北道」の全日程の「お盆渋滞パターン」です(30枚)
首都圏の東北道といえば、連休を問わず常に混雑している区間があります。それは埼玉県の岩槻IC・久喜IC・蓮田SA・羽生PAなどの各前後エリアです。特記が無い場合も、このあたりは朝夕ラッシュに何かしらの混雑が起きがちなので、常に注意しておきましょう。
【8月8日(木)・9日(金)】
目立った混雑はありません。
【8月10日(土)】
連休1日目。下り(東北方面)は、さっそく大渋滞が予想されます。羽生PA付近では5時〜14時に「最大40km・80分」に達する見込み。さらに栃木県の矢板北PA付近でも5時〜17時をピークとして「最大45km・110分」という激烈な渋滞が予測されています。
どちらにも引っかかれば190分のノロノロ運転。うんざりするような渋滞が待ち受けていますが、逆に夜間は特に混雑しないようです。移動するなら、前日のうちか、この日であれば夜が狙い目と言えるでしょう。
【8月11日(日)】
連休2日目。下りは相変わらず渋滞が激しく、羽生PA付近では6時〜14時に最大35km・70分の渋滞。矢板北PA付近では6時〜17時に最大35km・85分という渋滞が予測されています。
なお、やはり夜間はスムーズになります。
【8月12日(月祝)】
連休3日目。下りはお盆本番を控え、まだまだ渋滞が激しいままです。午前〜昼〜夕方前をピークに順次、久喜IC付近(最大25km)、羽生PA付近(最大15km)、上河内SA付近(最大20km)、矢板北PA付近(最大20km)と、大渋滞ポイントが目白押しです。
やはり、夜間は空いています。東北道下りの移動は、出来る限り日中は避けるのが賢明でしょう。
さて、逆に上り(東京方面)も、3連休が終わって帰宅する「Uターンラッシュ」が始まります。加須IC付近で14時〜23時に「最大35km・70分」という猛烈な渋滞が予測されています。その手前の上河内SA付近、西那須野塩原IC付近でも、同時間帯にそれぞれ最大20km・50分の渋滞が待ち構えています。
この日に東京へ帰るのであれば、早朝〜午前中、あるいは深夜〜翌日未明が狙い目でしょう。
【8月13日(火)】
上りのUターンラッシュは相変わらず激しく、加須IC付近で14時〜22時に最大30km・60分の渋滞予測。上河内SA付近、西那須野塩原IC付近でも、それぞれ最大20km・50分の見込みです。この日もやはり早朝〜午前中は空いているので、移動はこの時間帯が狙い目です。
下り(東北方面)も、東京からのUターンラッシュに加え、お盆本番に向けた「帰省ラッシュ第2弾」が始まります。朝8時から昼過ぎまでに、羽生PA付近(最大25km)、矢板北PA付近(最大25km)で混雑が発生しそうです。夕方以降の移動であれば混雑なく帰宅できそうです。
【8月14日(水)】
上りのUターンラッシュはやはり午後〜夜に激しく、加須IC付近で14時〜22時に最大30km・60分の渋滞予測。上河内SA付近、西那須野塩原IC付近でも、それぞれ最大20〜30kmの渋滞見込みです。
【8月15日(木)・16日(金)】
お盆当日。上りのUターンラッシュは、15日に激しく、16日は比較的穏やかになります。15日の羽生PA付近は14時〜22時に最大20km・40分の渋滞予測。
【8月17日(土)・18日(日)】
特段の渋滞は予測されていませんが、他の日と同様、東京方面は夕方を避けたほうがよさそうです。
※ ※ ※
今年のお盆は「前半3連休」と「お盆開けの週末」が離れていて、特にUターンラッシュはどの日が空いているという傾向はあまり見られず、おしなべて混んでいる印象です。どちらかといえば、お盆後の週末が比較的空いているかもしれません。
とはいえ、東北方面の「帰省ラッシュ」は夜間が空いていて、東京方面の「Uターンラッシュ」は早朝〜午前中が空いています。
人間の行動パターンはどこかへ集中するもので、このように同じ日でも、時間帯によって明確な「大混雑」「スムーズ」の差が現れるようです。やはり、渋滞にはまらない“賢い移動”は、「大多数の行動パターン」を外すことと言えるでしょう。