英ロンドンのナショナル・ギャラリーで、ゴッホの「ひまわり」にトマトスープをかけた後、手を壁に接着させて抗議する環境団体「ジャスト・ストップ・オイル」のメンバー。同団体提供(2022年10月14日撮影)。(c)AFP PHOTO / JUST STOP OIL

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【AFP=時事】英ロンドンのサザーク刑事法院(Southwark Crown Court)は25日、ロンドンのナショナル・ギャラリー(National Gallery)で2022年10月に、オランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の名画「ひまわり(Sunflowers)」にトマトスープをかけたとして器物損壊罪で起訴されていた環境団体「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」の活動家2人に有罪判決を下した。

 いずれも22歳のアナ・ホランド(Anna Holland)被告とフィービー・プラマー(Phoebe Plummer)被告は、無罪を主張していた。

 ナショナル・ギャラリーによると、「ひまわり」は表面をシートで保護されていたが、額縁が損傷した。

 両被告はトマトスープをかけた後、壁に手を接着。プラマー被告は「どっちが価値がある? 芸術か命か?」と叫んだ。

 両被告は保釈され、9月に量刑を言い渡される。

【翻訳編集】AFPBB News

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