とちぎテレビ

7月24日は、「土用のうしの日」です。連日、猛暑が続く栃木県那珂川町のウナギなどを扱う川魚専門店では、うなぎ料理を求める大勢の客でにぎわいをみせました。

那珂川町小川にある川魚専門店「林屋川魚店」では、看板商品の白焼のうなぎに加え、土用のうしの日にあわせて朝からかば焼き作りで大忙しです。体長が60センチほどの新鮮な二ホンウナギは肉厚で、秘伝のタレに浸してじっくりと焼き上げたかば焼きからは煙とともに甘く焦げるタレの匂いが店の外まで漂います。

売れ筋は1本2,400円ほどの白焼うなぎとかば焼きで、この日1日だけで4千から5千食近い売り上げを見込んでいます。連日の暑さからかうなぎを買い求める客がことしは毎日切れ目なく訪れ、かき入れ時の24日は店のスタッフをいつもの5割増しの30人にして対応にあたっていました。

ことしのウナギは身がふっくらとして脂の乗りも良いということです。しかし、近年の物価高で価格に影響が出ているといいます。林屋川魚店2代目小林博社長によりますと、包装資材の高騰などで多少値上げせざるを得なかったといいます。

それでも連日の酷暑で「スタミナ抜群のうなぎを食べて家族みんなで元気にこの夏を乗りきりたい」と、客は財布のひもを緩め家族分を買い求めていました。

小林社長は、ウナギを食べてこの夏を元気に乗り越えてほしいと話していました。