とちぎテレビ

任期満了に伴う小山市長選挙は21日、投開票が行われ、現職の浅野正富さんが新人との一騎打ちを制し2回目の当選を果たしました。激戦から一夜明けた22日、浅野さんが選挙戦を振り返り今後の市政運営について抱負を述べました。

小山市長選挙は、現職の浅野正富さん67歳と新人の小川亘さん56歳の一騎打ちの戦いとなりました。開票の結果、浅野さんが2万9948票を獲得して小川さんに8714票の差をつけ2回目の当選を果たしました。

選挙から一夜明けた22日、浅野さんの小山市の選挙事務所で会見が開かれました。

浅野さんは、選挙で相手候補の「市民の声が市政に反映されない」などといった指摘に対して議会との意思疎通は、はかられ市街地のごみ収集所の問題や再開発計画も進んでおり「決定的な問題になるようなことはなかった」と述べました。

その一方で、相手候補に投票された2万を超える批判票については市への要望や不満にも丁寧に対応する姿勢を示しました。一方、投票率は38.42%で前回の44.72%を6.3ポイント下回り過去2番目の低さとなりました。

浅野さんはその理由について「選挙戦の争点が明確でなかった」ことなどを挙げましたが前回の選挙よりも自身の得票率は高かったとして「それなりに市民の評価はあった」と総括しました。

今月31日から始まる2期目の市政運営についてはあらゆる事業をまんべんなく円滑に進める「バランスの良さ」を重視する姿勢を打ち出し市内で二極化している市街地と農村地域の人口問題や保育所と学童保育の受入れなど子育て世代の支援を強化していく方針です。