ダイソン初の“オーディオ特化ヘッドフォン”海外発表。日本発売は未定

2024年7月18日 19時15分

ダイソンリミテッドは、ダイソン初のオーディオに特化したヘッドフォン「Dyson OnTracヘッドホン」を海外発表した。業界最高クラスというノイズキャンセリング機能を搭載し、最長55時間の音楽再生を実現している。日本での発売は未定。空気清浄機能は備えていない。

「30年以上にわたる音響と騒音低減技術の研究により、音響設計技術を蓄積してきました。社内の無響室でどのようにノイズを低減するか実験し、オーディオエンジニアたちが培った知識をさらに応用して、Dyson OnTracヘッドホンを開発した」(チーフエンジニアのジェイクダイソン氏)という。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)向けに、8つのマイクを使用。1秒間に384,000回周囲の音をモニタリングし、最大40dBまでノイズを低減する。

40mm、16Ωのネオジウムスピーカーと高度なオーディオ信号処理を組み合わせ、「すべての音や言葉をより正確に再現する」という。可聴域を超えた6Hzから21kHzの周波数も再生し、「深いサブベースから高音まで忠実に再現する」とのこと。よりダイレクトに音を届けるため、ユニットを耳の方向へ13度傾けた。

最長55時間のバッテリー寿命を実現。ハウジングの片方をダブルタップすることで、ANCのオン/オフを切り替えられる。

素材へのこだわりと人間工学に基づいたデザインで、快適性と遮音性を両立。高反発ウレタンフォームクッションとマルチピボットジンバルアームで耳への負担を軽減し、ヘッドバンド内に搭載されたバッテリーが頭にかかる重量を均等に分散。ウルトラソフトマイクロファイバーのイヤークッションと最適化されたクランプ力により、「あらゆる頭のサイズや形状に合わせて、安定したフィット感を与える」という。

カラーはCNCアルミニウム、CNCコッパー、セラミックシナバー、CNCブラックニッケルの4色展開。セラミックシナバーはセラミックにインスパイアされた質感と色で仕上げている。さらに、イヤーキャップやイヤークッションも各7色用意し、カラーのカスタマイズもできる。