Photo Credit: Kevin Mazur for Lionsgate

マイケル・ジャクソンの栄光と悲劇を描く伝記映画「Michael」(原題)の2025年公開が決定。公開に先駆け、『デンジャラス・ワールド・ツアー』(1992~93年)における「マン・イン・ザ・ミラー」のパフォーマンスを再現したファーストルックが披露された。配給はキノフィルムズ。

史上最も売れたアルバム『スリラー』を生み出し、数々の偉業とともに語り継がれている“キング・オブ・ポップ”こと、マイケル・ジャクソン。

トニー賞を受賞した大ヒットミュージカル『MJ the Musical』は今年で3年目を迎え、ブロードウェイでもソールドアウトが続出するなか、現在北米ツアー中。英・ロンドンのウェストエンドで今年3月にオープンし、今年後半にはドイツのハンブルクで、2025年にはオーストラリアで上演される予定。

また、シルク・ドゥ・ソレイユがプロデュースするライブ・ステージ「Michael Jackson THE IMMORTAL World Tour」と「Michael Jackson ONE」は、それぞれ歴代ツアー・ショーのトップ10とラスベガスのトップ・アトラクションとなっている。その音楽は既存のファンのみに広く共鳴しているだけでなく、世界中で新たなファンを獲得。

そして日本でも興行収入50億円を超える大ヒットを記録し、全世界で最も興行収入を上げたライブ・ドキュメンタリー「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」から16年。今なお世代を超えて生き続けるキング・オブ・ポップの“ほんとうの物語”が、2025年劇場公開となる『Michael』(原題)。

本作では、聡明でありながら複雑なマイケルの人物像を、観客の心を揺さぶる誠実な描写で描く。彼の栄光と悲劇を、その人間的な側面から、公私にわたる葛藤、非難、そしてアーティストとして頂点にいた時でさえも24時間365日メディアに監視され続けたその生き様にいたるまでを映し出す。

映画制作陣は、マイケルの紛れもないクリエイティブな才能を捉え、彼の最も記憶に残る象徴的なパフォーマンスを再現。観客は、これまで世界が知ることのなかった、最も影響力のある、先駆的なアーティストの内面を体験することになる。

監督は、「トレーニング デイ」「イコライザー」シリーズのアントワーン・フークアがメガホンを取り、国内興収135億円の大ヒットを記録した映画「ボヘミアン・ラプソディ」を手掛けたアカデミー賞受賞のグレアム・キング/GKフィルムズが製作を務める。脚本は3度アカデミー賞ノミネートを果たしたジョン・ローガン。主演にはマイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソン。ほかにも、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアーなどが出演する。

アントワーン・フークア(監督) コメント

この映画を日本の皆さんにご覧いただける日が待ちきれません。マイケルの音楽とメッセージに対する日本の皆さんの愛は、大きく広がっていくでしょう。

グレアム・キング(プロデューサー) コメント

日本におけるマイケルのファンの熱意は常に圧倒的で、今でも私の好きなライブのひとつは、横浜で行われたBad World Tourです。マイケルの衝撃的なパフォーマンスと観客のエネルギーは、この映画において再現したい事のインスピレーションとなりました。キノフィルムズという素晴らしいパートナーを得て感激しています。

木下直哉(国内配給キノフィルムズ、木下グループ代表取締役社長兼グループ CEO) コメント

映画『Michael』(原題)の配給に携わる事が出来、大変名誉に思います。先日、フッテージ映像を拝見し、興奮が収まりませんでした。マイケルの人気は衰えることなく、彼の人生を描いたこの作品は、日本の観客に受け入れられると確信しております。