final、TWS化した「VR3000」を有線と聴き比べ。立体音響スピーカー「OPSODIS 1」試聴体験
秋葉原にてポータブルオーディオの展示・試聴イベント「ポタフェス2024夏 秋葉原」が開幕。期間は14日までの2日間で、入場料は無料(事前登録なしのフリー入退場)。会場はベルサール秋葉原。ここではfinalなどのブースをレポートする。
final
finalのブースでは、ゲーミングイヤフォン「VR3000 for Gaming」をワイヤレス化した「VR3000 Wireless」のプロトタイプを出展。「ストリートファイター6」の実際のプレイ映像で体感できる特設ブースが展開されている。
VR3000 Wireless
VR3000 for Gamingのゲーム内の空間イメージを正確に再現する音質をそのまま再現しているほか、同梱のUSB-Cトランシーバーを使用することで、超低遅延接続できることが特徴。また室内利用を想定したノイズキャンセリング(NC)も搭載し、生活音やエアコンの音などを軽減して、ゲームに没入できるという。会場では有線モデルとの聴き比べが行なえる。
VR3000 Wirelessの同梱トランシーバー
有線モデルと徹底比較できる
そのほかにも、指で潰さずに装着できるフォームタイプのイヤーピース「Fusion-G」を出品。プロトタイプとしてS/M/Lの3サイズが試聴できる。フォームとシリコンの2層構造で、「圧迫感の無い装着感と遮音性能を両立した理想のイヤーピース」としており、フォームタイプのイヤーピースで起こりがちな音質の変化が少ないことも特徴とのこと。持ち込んだイヤフォンに装着しての試聴もできる。
Fusion-G
外側はフォームっぽい触り心地
内側はシリコンで整えられている
新しい有線イヤフォンシリーズ「S series」も出品。バランスドアーマチュアドライバーの新しい可能性を追求したとし、プロトタイプのステンレス筐体モデルと真鍮筐体モデルの2機種が試聴できる。構成はともにフルレンジ×2基で、筐体の響きを活用し、一般的なBAドライバーの音とは少し違う聞こえ方に仕上げているという。特にボーカル曲の試聴がオススメとのこと。
真鍮筐体モデルの「S5000」
ステンレス筐体モデルの「S4000」
NUARL
NUARL Inovatör 2x2 Sound Earbuds
NUARLのブースでは、開発中のTWS「NUARL Inovatör 2x2 Sound Earbuds」と、7月26日に発売するMMCXリケーブル対応のハイレゾ有線イヤフォン「NUARL Sound:A HDSS Hi-Res Stereo Earphones」シリーズ2機種を出品。
Inovatör 2x2 Sound Earbudsは、Audiodoの「Personal Sound」技術を使った個人最適化を実際に体験できる。会場ではテスト用のアプリが使用されるが、発売時にはスマホアプリ内に同機能が搭載されるとのこと。Personal Soundの詳細については別記事を参照のこと。
Sound:Aは、グローバル向けチューニングの「NSA-GB」と日本向けの「NSA-JB」の2機種が試聴できる。グローバル向けの音作りが従来のNUARL同様にフラットにバランスが整った傾向で、日本向けチューニングの方が低域部分を少し強調した音作りになっているとのこと。
Sound:A
左から「NSA-JB」「NSA-GB」
GREENFUNDINGブースにOPSODIS 1、ピアホンブースにネックバンド型プロトタイプも
OPSODIS 1
GREENFUNDINGブースは、鹿島の立体音響スピーカー「OPSODIS 1」が出品されている。立体音響技術「OPSODIS」を搭載した360度立体音響が楽しめるスピーカーで、PCモニター前に置けるコンパクトな筐体が特徴。会場では、タブレットとBluetooth接続した状態でコンテンツを試聴できる。OPSODIS技術やスペックなどの詳細は別記事を参照のこと。
ピヤホンブースには、2年ぶりのフラッグシップ有線イヤフォン「有線ピアホン5」が出品、試聴できる。そのほかにも、今冬前にHi-Unitから発売予定のネックバンド型「セミワイヤレスピヤホン」のプロトタイプモデルが用意されている。その隣のAVIOTブースでは、完全ワイヤレスイヤフォン「TE-ZX1-PNK」(ピヤホン7)、「TE-W1-PNK」(ピヤホン8)なども用意され、聴き比べなどが行なえる。
有線ピヤホン5
セミワイヤレスピヤホン プロトタイプ
AVIOTブースにはTWSのピヤホン
JBLのブースには、既発売の新モデルを多数展示。とくに店舗では取り扱いがなく、試聴の機会が得られない完全ワイヤレスイヤフォン「Live Buds 3」や「Tune Beam」などのネット専売モデルを揃え、試聴できるようになっている。「Live Beam 3」などの店舗でも展開されているモデルとの比較や、ネット販売限定カラーなどの確認もできる。
Live Buds 3
「Live Buds 3」(左)と「Live Beam 3」(右)
「Live Buds 3」(左)と「Live Beam 3」(右)
ネット専売モデルを集めたテーブルが用意されている
Tune Flexのネット限定カラー「パープル」も現物を確認できる
ラディウスのブースには、「ねこ、かわいい」をTWS化した「NEKO true wireless earphones HP-C28BT」を出品。猫型のケースに、1つ1つ模様が異なるマーブル模様のイヤフォン本体が特徴で、音声アナウンスも猫の声となっている。なお、アナウンスの音声は実際の猫の声を長時間かけて収録したとのこと。
NEKO true wireless earphones HP-C28BT
また、完全ワイヤレスタイプの骨伝導イヤフォン「ベートーヴェン」も参考展示されている。
ベートーヴェン