iBasso、クアッドチップのポータブルDACアンプ
「DC07PRO」
MUSINは、iBasso Audioより、コンパクトな筐体にDACチップを4基搭載したQuad DACポータブルDACアンプ「DC07PRO」を7月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は33,660円前後。予約は12日11時より受け付けている。カラーはブラックとシルバー。
シーラス・ロジック製のDACチップ「CS43131」を4基搭載し、自社開発のFPGA「FPGA Master」テクノロジーと回路技術により、「CS43131の単体性能を極限まで引き出し、チップセットの指標を超越するサウンドスペックを実現し、優れた解像度と、ノイズレスで良質なサウンドを叶えている」という。最大768kHz/32bitまでのPCM、DSD 512のネイティブ再生をサポートする。
FPGA Masterテクノロジーは、コンパクトで独立したオーディオマスターコントローラーとして構成され、シグナルの再編成とクロック同期の役割を果たしている。DACアンプでは、USBコントローラーからDACへ繋ぐデコードラインが多く存在するが、DC07PROはUSBコントローラーからFPGAを介してDACへと繋ぐ回路設計を採用。FPGAのデジタルシェイプにより高精度で低ジッターなクロックを生成し、USBバスパワーによるクロックの“滲み”を取り除くことで、「滲みのない良質なデジタル波形の生成を実現している」とする。
iBassoの長年のDACアンプ開発経験に加え、プレーヤーの設計技術からも数多くの独自技術が盛り込まれており、ポータブルデバイスの開発で培った技術を惜しみなく投じることで、THD+N 0.000098%を実現した。ダイナミックレンジは134dB、ノイズフロアは760nV。
出力は4.4mmバランス、3.5mmシングルエンドと3.5mm光デジタル。入力はUSB Type-C。最大出力は430mW+430mW@32Ω、再生周波数帯は10Hz~80kHz(-0.5dB)。
マルチファンクションボリュームダイヤルを搭載。Alps Alpine製エンコーダーを採用しており、0~100のボリュームコントロールと各種設定へのアクセスをDC07PRO単体で行なえる。ボリュームダイヤルは、ディスプレイ消灯時にロックすることも可能で、誤操作によるボリュームの変動を防げる。
設定項目とステータス表示ができる0.96型OLEDディスプレイを搭載。デジタルフィルターやハイパスフィルター、Gain設定、LRバランスなどの各種設定を調整できる。筐体はアルミ製で、外形寸法は59×23.5×12.5mm、重さは23g。
12日の予約受付開始日より、国内正規流通店舗で購入した人を対象に「C07PRO購入者OTGケーブルプレゼントキャンペーン」も実施。MUSIN公式LINEアカウントを友だち登録して、応募条件を満たすと、DC07PROの利用にもぴったりだという「L字 C to C OTGケーブル」がプレゼントされる。