Windowsではシステムやソフトウェアの設定に関する情報をレジストリというデータベースに保存しており、データはレジストリ値として格納されています。このレジストリ値を不用意に変えるとPCやソフトウェアの動作に問題が生じる危険がありますが、「Windows 10ですべてのレジストリ値を『0』に設定するとどうなるのか?」を検証した動画がYouTubeで公開されています。

What if you set every registry values to 0 in Windows 10? - YouTube

Here's what happens when you change every registry value in Windows 10 to zero - technically, the OS still boots up | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/software/windows/heres-what-happens-when-you-change-every-registry-value-in-windows-10-to-zero

「Windows 10ですべてのレジストリ値を『0』に設定するとどうなるのか?」を検証したのは、Windowsに関する検証動画を投稿するYouTubeチャンネルのCome on Windowsです。あらかじめさまざまなソフトウェアのウィンドウを開いてから、レジストリ値を置き換えるツールを使ってすべてのレジストリ値を0に置き換えます。



次々にレジストリ値が0になっていきます。



使用中のWindowsバージョンを確認するwinverコマンドを入力してみたところ、使用できなくなっていました。



また、設定画面から「System(システム)」を開こうとしたところ、開かずにクラッシュしてしまいます。





その他の項目も同様にクラッシュしたり、編集できなくなっていたり、空欄になったりしています。





プロセッサの名前は「00th Gen Intel Core i7-00800H」という存在しないものになっていました。



また、exe.ファイルの実行もできなくなっています。当然のことながら、多くのシステムやソフトウェアに支障が生じているようです。



Windows Defenderや電源オプション、ファイル履歴なども使用できません。



しかし、一部のソフトウェアはこの状態でも使用することができます。たとえばペイントはまだ機能する模様。



レジストリ変更前にあらかじめ起動しておいたワードパッドも引き続き動作しました。



デフォルトブラウザのEdgeも起動してチュートリアルが見られますが、実際にウェブページを開こうとするとクラッシュしてしまいました。



テクノロジー系メディアのTom's Hardwareは、「正直なところ、Windows 10がこのような状況下で起動したり、動作したりすることに驚きを隠せません。『不屈の人間の精神』は忘れて、『不屈のWindows 10 OS』について議論する必要があります」とコメントしました。