香港のメーカーであるBluegenが、液晶ディスプレイと電子ペーパーのデュアルディスプレイを搭載し、ノートPCライクな使い方もできる低価格帯のAndroidタブレット「OKPad」を発表しました。

Dual Screen OKPad: Double the Screens, Double the Potential by Bluegen - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/bluegen/dual-screen-okpad-double-the-screens-double-the-potential

E-Ink touchscreen and IPS panel collide in dual-screen laptop - $199 Bluegen OKPad all-in-one launches on Kickstarter | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/tablets/e-ink-touchscreen-and-ips-panel-collide-in-dual-screen-laptop-dollar199-bluegen-okpad-all-in-one-launches-on-kickstarter

近年はデュアルスクリーンのデバイスが次々と登場していますが、OKPadはその中でも片面は液晶ディスプレイ、もう一面は電子ペーパーという異色のデバイスです。360度回転するヒンジを備えており、完全に折り畳んでタブレットのように使うこともできれば、ちょうどいい角度で固定してノートPCのように使うこともできるとのこと。

OKPadがどのようなデバイスになっているのかは、以下の動画を見るとわかります。

Now on Kickstarter: Dual Screen OkPad: Double The Screens, Double The Potential - YouTube

折り畳まれていたOKPadをパカッと開きます。



そのままパタリと折り返し、タブレットのような形に。



OKPadにはAndroid 10が搭載されており、液晶ディスプレイの側を前面にすれば一般的なAndroidタブレットのように使うことができます。



逆向きに曲げたスクリーンを脚にして、横置きして使うことも可能。液晶ディスプレイは8.9インチで、解像度は800×1280ピクセルです。



サイズは226mm×162mm×13.95mmで、重さは790g。楽々持ち運ぶことが可能です。



一方のスクリーンは電子ペーパーとなっており、スタイラスペンを使ってイラストや文字を書くことができます。電子ペーパーは7.8インチで、解像度は1404×1872ピクセル。



OKPadに搭載されているCPUは8コアのKryo 250 CPUで、各コアの最大クロック周波数は1.8GHz。RAMは4GBでストレージは64GBとなっています。



OKPadは最新のAndroidを搭載しておらず、ミドルレンジのノートPCと比較するとスペックが低いといった点には注意が必要ですが、Zoomでのビデオ通話やプレゼンテーションなどの一般的なタスクを実行することは可能なようです。





USB Type-Cポートや3.5mmヘッドホンジャックも備えており、外部キーボードを接続すればさらにノートPCっぽい使い方ができます。



OKPadはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募っており、記事作成時点ですでに目標額の約81万円を大幅に超えた1559万円超を集めています。記事作成時点では、199ドル(約3万2000円)でOKPadが手に入る超早期注文(Super Early Bird)の受付は終了していますが、249ドル(約4万円)の早期注文(Early Bird)やそれ以上のプランは受付中となっていました。

なお、テクノロジー系メディアのTom's Hardwareは、OKPadで特筆するべきはスペックではなく独特のフォームファクタであり、多くのAndroidタブレットと比較してはるかに面白いデバイスだと指摘。たとえ早期注文の期間が終了し、通常価格の398ドル(約6万4000円)になっても価格競争力があるだろうと述べました。