日立が製造・物流ロボットの展示施設を東京と京都に開設 展示概要を紹介 顧客・パートナーと自動化・最適化の協創機会を創出へ
日立と日立オートメーションは、製造・物流分野のロボットを活用したラインビルディング(ロボティクスSI)を中核とした、自動化・最適化の協創施設「Automation Square HANEDA」を東京都大田区の羽田イノベーションシティに、「Automation Square KYOTO」を京都府京都市の京都リサーチパークに開設した。
「Automation Square HANEDA」のManufacturing Zone
自動化・最適化の実現に向けて、プロダクト・OT(Operational Technology)・ITを組み合わせ、現場と経営、サプライチェーン、異業種の間で発生する「際」の課題をデジタル技術で解決する日立の「トータルシームレスソリューション」を、Lumadaの実例として実機展示や映像・プレゼンテーションで紹介し、顧客・パートナーとの協創機会を創出する。これにより、製造・物流分野の現場のフロントラインワーカーの生産性向上や顧客の事業価値向上に貢献するとしている。
「Automation Square KYOTO」
●次世代ファクトリー、サプライチェーンの全体最適を目指す
製造・物流分野では、少子高齢化に伴う労働力不足やeコマースの進展に伴い、生産性の向上や省力化、効率化に向けて、自動化のニーズが高まっている。また、脱炭素社会の実現に向けて、工場の省エネルギー化や輸送の効率化によるCO2排出削減も求められている。
これに対し、日立グループは、スマートな「次世代ファクトリー」、および輸配送や物流倉庫をつなぐサプライチェーンの全体最適をめざしており、その実現に向け、Lumada Innovation Hub Toky7などでの顧客協創を通じ、幅広い幅広い分野のドメインナレッジを活用して構想策定段階から顧客とともに検討し、「トータルシームレスソリューション」を通じてさまざまな「際」の課題を解決する。
さらに、日立は現場の膨大なデータと経営をつなぐ核となるロボティクスSI事業を、M&Aなどを通じて強化することにより、「トータルシームレスソリューション」のケイパビリティを高めてきた。
●「Automation Square HANEDA」について
「Automation Square HANEDA」では5つのゾーンを通じて、日立の「トータルシームレスソリューション」の『実物』を、顧客に見て・触れて・感じてもらえる。展示内容は定期的に更新し、最新の技術やソリューションを提案するとしている。
「Automation Square HANEDA」のエントランス
●1:TSS Vision Theater
3面モニターを使って、トータルシームレスソリューション(TSS)のビジョンを映像放映やプレゼンテーションで紹介するゾーン。
●Manufacturing Zone (製造分野)
スマートな「次世代ファクトリー」の実現に向けた、ロボティクスSIを中核とするソリューションの映像・実機デモのゾーン。
部材の入荷・供給、製品の組立・マーキング、検査の一連の工程を、ロボット設備で自動化したデモラインを展示する。ここでは、日立グループのロボティクスSIのケイパビリティに加えて、統合製造実行管理システム「FactRiSM」と自動化ラインをリアルタイムにつないでサイバーとフィジカルを融合させる事例を紹介する。デモラインは、日立オートメーションの高精度3Dビジョンを活用したティーチングレスの移動式協働知能ロボットによるデパレタイズ(荷下ろし)、コンパクトなスペースに複数プロセスを設置できるJRオートメーションの組立プラットフォーム「ロータリーインデクサー」と日立産機システムのインクジェットプリンター、オイルフリースクロール空気圧縮機を活用した組立・マーキング工程、Beckhoff Automation GmbH & Co. KGのリニア搬送システム「XTS」を含む製品外観検査工程で構成されている。
さらに、統合エネルギー・設備マネジメントサービス「EMilia」、「Hitachi AI Technology/計画最適化サービス」などの省エネやDXに貢献するITソリューションを紹介する。
●Logistics Zone (物流分野)
サプライチェーンの最適化に向けた、ロボティクスSIを中核とするソリューションの映像・実機デモのゾーン。
輸配送を最適化するTMSを含む「Hitachi Digital Solution for Logistics」や、倉庫内在庫管理を最適化するWMS統合物流管理システム 「HITLUSTER」といったITソリューションを紹介する。また、日立独自の制御ロジックによるピッキング設備最適化ソリューション「LogiRiSM」を中心としたオーダー仕分けのデモを実施する。さらに、それらの作業実績と設備稼働データを連携した作業・設備状況の見える化の事例を紹介する。デモにおいては、株式会社日立インダストリアルプロダクツの統合設備制御システム「日立統括型WCS」、小型無人搬送ロボット「Racrew」、株式会社アイオイ・システムの「プロジェクションピッキングシステム」(PPS)、プラスオートメーション株式会社の次世代型ロボットソーター「t-Sort」、三機工業株式会社のソーティングロボット「メリス・ビアンカ」の実機を展示している。
●施設概要
所在地
東京都大田区羽田空港1丁目1番4号
羽田イノベーションシティ Zone B 3F
アクセス
京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋」駅直結
開館時間
平日10:00〜17:30 (ただし、日立営業日に準ずる)
●「Automation Square KYOTO」について
高精度3Dビジョンを活用したティーチングレス・マスターレスのパレタイズ・デパレタイズ知能ロボットの実機デモ、および「Racrew」によるパレット搬送との連携のデモを実施する。また、実際に顧客の商品をお預かりして、日立オートメーションの高精度3Dビジョンセンサーによる画像識別テストを行える環境を提供するなど、課題のスピーディな解決につなげていく。
●施設概要
所在地
京都府京都市下京区中堂寺栗田町91番地
京都リサーチパーク9号館 101号室
アクセス
JR西日本 嵯峨野線(山陰線) 丹波口駅下車 徒歩8分
開館時間
毎週火曜日・水曜日10:00〜17:30 (ただし、日立営業日に準ずる)
「Automation Square HANEDA」のManufacturing Zone
自動化・最適化の実現に向けて、プロダクト・OT(Operational Technology)・ITを組み合わせ、現場と経営、サプライチェーン、異業種の間で発生する「際」の課題をデジタル技術で解決する日立の「トータルシームレスソリューション」を、Lumadaの実例として実機展示や映像・プレゼンテーションで紹介し、顧客・パートナーとの協創機会を創出する。これにより、製造・物流分野の現場のフロントラインワーカーの生産性向上や顧客の事業価値向上に貢献するとしている。
「Automation Square KYOTO」
●次世代ファクトリー、サプライチェーンの全体最適を目指す
製造・物流分野では、少子高齢化に伴う労働力不足やeコマースの進展に伴い、生産性の向上や省力化、効率化に向けて、自動化のニーズが高まっている。また、脱炭素社会の実現に向けて、工場の省エネルギー化や輸送の効率化によるCO2排出削減も求められている。
これに対し、日立グループは、スマートな「次世代ファクトリー」、および輸配送や物流倉庫をつなぐサプライチェーンの全体最適をめざしており、その実現に向け、Lumada Innovation Hub Toky7などでの顧客協創を通じ、幅広い幅広い分野のドメインナレッジを活用して構想策定段階から顧客とともに検討し、「トータルシームレスソリューション」を通じてさまざまな「際」の課題を解決する。
さらに、日立は現場の膨大なデータと経営をつなぐ核となるロボティクスSI事業を、M&Aなどを通じて強化することにより、「トータルシームレスソリューション」のケイパビリティを高めてきた。
●「Automation Square HANEDA」について
「Automation Square HANEDA」では5つのゾーンを通じて、日立の「トータルシームレスソリューション」の『実物』を、顧客に見て・触れて・感じてもらえる。展示内容は定期的に更新し、最新の技術やソリューションを提案するとしている。
「Automation Square HANEDA」のエントランス
●1:TSS Vision Theater
3面モニターを使って、トータルシームレスソリューション(TSS)のビジョンを映像放映やプレゼンテーションで紹介するゾーン。
●Manufacturing Zone (製造分野)
スマートな「次世代ファクトリー」の実現に向けた、ロボティクスSIを中核とするソリューションの映像・実機デモのゾーン。
部材の入荷・供給、製品の組立・マーキング、検査の一連の工程を、ロボット設備で自動化したデモラインを展示する。ここでは、日立グループのロボティクスSIのケイパビリティに加えて、統合製造実行管理システム「FactRiSM」と自動化ラインをリアルタイムにつないでサイバーとフィジカルを融合させる事例を紹介する。デモラインは、日立オートメーションの高精度3Dビジョンを活用したティーチングレスの移動式協働知能ロボットによるデパレタイズ(荷下ろし)、コンパクトなスペースに複数プロセスを設置できるJRオートメーションの組立プラットフォーム「ロータリーインデクサー」と日立産機システムのインクジェットプリンター、オイルフリースクロール空気圧縮機を活用した組立・マーキング工程、Beckhoff Automation GmbH & Co. KGのリニア搬送システム「XTS」を含む製品外観検査工程で構成されている。
さらに、統合エネルギー・設備マネジメントサービス「EMilia」、「Hitachi AI Technology/計画最適化サービス」などの省エネやDXに貢献するITソリューションを紹介する。
●Logistics Zone (物流分野)
サプライチェーンの最適化に向けた、ロボティクスSIを中核とするソリューションの映像・実機デモのゾーン。
輸配送を最適化するTMSを含む「Hitachi Digital Solution for Logistics」や、倉庫内在庫管理を最適化するWMS統合物流管理システム 「HITLUSTER」といったITソリューションを紹介する。また、日立独自の制御ロジックによるピッキング設備最適化ソリューション「LogiRiSM」を中心としたオーダー仕分けのデモを実施する。さらに、それらの作業実績と設備稼働データを連携した作業・設備状況の見える化の事例を紹介する。デモにおいては、株式会社日立インダストリアルプロダクツの統合設備制御システム「日立統括型WCS」、小型無人搬送ロボット「Racrew」、株式会社アイオイ・システムの「プロジェクションピッキングシステム」(PPS)、プラスオートメーション株式会社の次世代型ロボットソーター「t-Sort」、三機工業株式会社のソーティングロボット「メリス・ビアンカ」の実機を展示している。
●施設概要
所在地
東京都大田区羽田空港1丁目1番4号
羽田イノベーションシティ Zone B 3F
アクセス
京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋」駅直結
開館時間
平日10:00〜17:30 (ただし、日立営業日に準ずる)
●「Automation Square KYOTO」について
高精度3Dビジョンを活用したティーチングレス・マスターレスのパレタイズ・デパレタイズ知能ロボットの実機デモ、および「Racrew」によるパレット搬送との連携のデモを実施する。また、実際に顧客の商品をお預かりして、日立オートメーションの高精度3Dビジョンセンサーによる画像識別テストを行える環境を提供するなど、課題のスピーディな解決につなげていく。
●施設概要
所在地
京都府京都市下京区中堂寺栗田町91番地
京都リサーチパーク9号館 101号室
アクセス
JR西日本 嵯峨野線(山陰線) 丹波口駅下車 徒歩8分
開館時間
毎週火曜日・水曜日10:00〜17:30 (ただし、日立営業日に準ずる)