ああ勘違い(C)日刊ゲンダイ

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《河野さんも勘違いしているようだが、この人も恥ずかしいぐらいの勘違い》

自民・河野太郎氏総裁選出馬に意欲…でもネット世論の評判は《この人だけはダメ。まだ岸田さんの方がマシ》

 SNS上で一回ぐらい、自身の評判について少しは「エゴサーチ」した方がいいのではないか。自民党の茂木敏充幹事長(68)のことだ。茂木氏は30日のフジテレビ番組で9月の自民党総裁選への対応を問われた際、「一般的には7月、8月。最近、9月も暑くなっているが、その間に考えたい」などと言い、さらに「首相になってやりたい仕事があるのは間違いない」などと、自らが出馬に前向きな姿勢を示したのだ。

 党総裁選を巡っては、河野太郎デジタル担当相(61)や石破茂元幹事長(67)らが出馬意欲を示している、などと報じられている。自身もこのタイミングで意欲を示さないと「乗り遅れるかも」と考えのかもしれないが、茂木新総裁を望む声はほぼ皆無だ。
理由は決まっている。茂木氏の器の小ささだ。

■自身のマネロン疑惑もいまだに説明なし

 安倍政権下で閣僚を務めた時代はしょっちゅう、閣僚席から野党の質問者に汚いヤジを飛ばし、懸命に説明する官僚すら罵倒する姿がNHKの国会中継の映像に流れた。

 今回の裏金事件を巡る「自民とカネ」の問題では、自身の資金管理団体が、使途公開基準の緩い政治団体「茂木敏充後援会総連合会」に毎年多額の資金を寄付し、支出の具体的な内容が不明になっている事実も発覚。資金移動は2009〜22年の14年で実に4.4億に上るなど、「マネー・ロンダンリング」疑惑が指摘されているものの、茂木氏からはいまだに何ら説明はない。

 今、自身の身の回りに起きている事象すら、きちんと国民に説明できない政治家が総裁、総理になって、さらなる国内外の大事について説明責任を果たせるはずがないではない。これが国民感情だろう。

《河野もあり得ないが、茂木もあり合えない。そろって勘違い》

《そもそも茂木さんは幹事長なのに、親分・岸田の足を引っ張るような言動はどうなの?人間性としてダメだろう》

 自民党はまずはいったん、下野しないとだめだろう。