バッキンガム宮殿からほど近い「ホース・ガーズ」の正門を警備する近衛兵が乗った馬の横に立つ女性。この後、悲劇が起きた(『The Sun 「HORSE-BUTT Moment tourist is sent sprawling to the floor after being ‘headbutted’ by King’s Guard horse outside Buckingham Palace」(Credit: Twitter)』より)

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ロンドン中心部ホワイトホールにある英王室騎兵隊の司令部「ホース・ガーズ」は、馬に乗る勤務中の近衛兵と記念撮影ができる観光名所として有名である。ところがハプニングは尽きないようで、馬に近づきすぎて小突かれた女性が飛ばされ、派手な顔面ダイブを見せた動画が注目されている。

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24日、バッキンガム宮殿にほど近い「ホース・ガーズ」の正門を警備する近衛兵が乗った馬と、ある女性観光客とのやり取りを捉えた動画がXに投稿され、2日間で820万回以上の表示回数を記録した。

動画では、馬の隣で笑顔を見せていた女性が小突かれて体勢を崩し、よろめくようにして飛ばされるのが見て取れる。女性は顔面から石畳に叩きつけられ、顔を伏したまましばらく動けずにおり、観光客らが心配そうに見守っている。

そして周りの人々の助けを借りて膝立ちになるも放心状態で、強打して痛むのか、しきりに鼻を触っているのが分かる。すると女性はその後、男性3人に支えられてやっとのことで立ち上がり、駆けつけた武装警官となにやら話をしているようであった。

なおXユーザー「Oli London」さんが投稿したこの動画には、「近衛兵の馬の隣に立った観光客が頭突きされ、地面に叩きつけられた。観光客は馬や衛兵に近づかないよう警告されており、近くには『気を付けて。馬が蹴ったり噛んだりするかもしれない。馬の手綱には触らないで。ありがとう』と書かれた注意書きもある」と言葉が添えられており、次のようなコメントが寄せられた。

「あれは頭突きではないね。ちょっと小突いた程度だし、地面に叩きつけられたわけもない。まるで保険金を請求するためにコケた感じだよ。」
「転倒した時、なぜ手が出なかったのだろう。あれは危険だね。」
「近衛兵も馬にも非はない。馬の行動は予測不可能だけど、あれは彼女が自分の足でつまずいたように見える。」
「まるでフットボールのダイブ。それも最悪のね。」
「ドラマチックな転倒。オスカーを受賞できそうだ。」
「サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドも誇りに思うようなダイブだったね。」
「馬に近づきすぎた彼女が悪い。」

ちなみに英ニュースメディア『The Sun』によると、この動画は昨年10月に撮影されたものだという。近衛兵は観光客とのやりとりを禁じられているものの、近づきすぎたり攻撃的な態度を見せる者に対しては、声をあげたり銃剣を突きつけることができるそうで、2022年には進行を妨げた女児を怒鳴りつけた近衛兵が物議を醸していた。

また今回と似たようなケースでは2020年、米サウスダコタ州の州立公園内で、子連れのバイソンに接近した女性が突進されて振り回され、意識を失う事故も起きていた。

画像は『The Sun 「HORSE-BUTT Moment tourist is sent sprawling to the floor after being ‘headbutted’ by King’s Guard horse outside Buckingham Palace」(Credit: Twitter)』『Octavio Almanza Cana TikTok「#bukinghampalace #london #londontown」』『Buska in the park TikTok「WOMEN @SS#ults THE KINGS GUARD WITH PRINGELS」』『user7312510220627 TikTok「Nobody is safe」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)