――現在、月1ペースでライブをやられてますが、ライブはやっぱり楽しいですか?

高橋:すごく楽しいです。観に行くのも好きなんですけど、ライブをやるようになって、唯一みんなと交流できる場所だと思うので。観に行っても思うんですけど、自分でやっても「あぁ楽しかった、明日頑張ろう!」って同じことを思えるから。自分でやる方がもっと大きいのかな。自分の元気を充電できる場所なんですよ。

――MCにはもう慣れましたか?

高橋:あぁー、もう全然。話すのが嫌いなわけじゃないんですけどね。

――この前、観た時にはすごくしゃべってましたけどね。

高橋:本当ですか?いやでも一人でしゃべるとなると、やっぱり。でも徐々に慣れないとな、というのはあります。しゃべりの一つでみんなを笑わせなきゃいけないのだろうかと、そんな不安に毎日(笑)。

――真心ブラザーズや、他の方などの曲もカバーされてましたが、曲の選択はどの様に?

高橋:大体は自分で聴いて、「これがいい」と言ってみたり。あとは自分の世代のものしか分からないので、「良い曲ないですか?」ってスタッフさんに話してみると、「こんな曲あるよ」とか色々聴かせてもらって。この間のライブで奥田民生さんの「イージュー★ライダー」をやったんですけど、もうすごく面白くて、めちゃくちゃカッコイイんですよ。ちょっとアレンジしてやったんですけど、世代的にもきっと分かる方達なんだろうなと思ったりして。反応がちゃんと返ってくる曲だと、やってて楽しいし。あと、他の方の曲をやることによって、声の表情をちょっと今回は真似してみようかなとか、ライブパフォーマンスを観てみたり、すごく勉強になってます。

――真心の曲は、メッセージ性が強い歌詞ですが、今後は自分もそういう歌詞を書いてみたいですか?

高橋:思います、すごく。真心さん、ハイロウズさん、民生さん、ガガガSPさんとかやったんですけど、皆さんそんなに難しい言葉を使ってるわけじゃないですか。すごくストレートで、なのにそれがメチャクチャ強烈で。自分もそういう言葉をみんなに残せたらいいな、というのはすごくあります。

――今までの歌詞は、背伸びをせずに、等身大な言葉だったと思うんですけど。先程の由美子さん目線だったり、自分が主人公ではない歌詞を書いてみたいと思いますか?

高橋:それが今回の「コ・モ・レ・ビ」が初めてだったので、すごく迷いましたね。もう“自分!自分!自分!”という人なので、思い切り書いちゃうと言葉遣いから気持ちの面から全部自分になっちゃって。なので、そこは作詞家さんと一緒に相談しつつやっていったので、結構大変でしたね。