【青じその保存】水に挿して冷蔵保存で2週間鮮度をキープ!少量使いで即料理に使える冷凍保存法も!

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管理栄養士のともゆみです。青じそは冷蔵庫の野菜室にそのまま保存すると、すぐにシナッとなってしまい、そのうち茶色く変色してしまいますよね。しかし、そのまま冷蔵庫に入れるのではなく、水に挿しておくことで生き生きとした状態を保てるそうです。この保存方法を紹介しているのは、ニチレイフーズの「ほほえみごはん」という食サイト。さらに、すぐに使える状態で保存できる便利な冷凍保存方法も紹介していたので、さっそく試してみたいと思います!

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ニチレイフーズのホームページ内にある「ほほえみごはん」という食サイトは、さまざまな食材の保存方法や簡単レシピなどを掲載しています。特に冷凍保存は長期保存が可能になって切って、冷凍しておくとすぐに使えて便利なので、わたしも時々参考にさせてもらっています。

青じその冷蔵保存

生の状態でもシナシナにならない方法です。 水を入れたコップやタンブラーなどに挿し、フタをしてから野菜室で保存します。保存期間は約2週間です。

【冷蔵方法】
1.  青じその茎を1~2mmカットします。数枚を束にして持ち、ハサミを使って茎の先端1~2mmを切ります。切り口からできるだけ空気が侵入しないように切り花のように水の中でカットします。難しい場合は、切ったあとにすぐに水に浸けます。ここでは葉は洗わないでOKです。



2.  縦長の容器に水を少量(1~2cm程度)入れ、切り口を浸けます。葉が水に浸かると傷みやすくなるので茎の長さに合わせて調整し、青じその茎のみが水に浸かるようにします。



3.  フタをして野菜室へ入れます。フタがなければラップをかけて輪ゴムで止めるなどして密閉すればOKです。青じそを使うときなど、3~4日に1回水を替えます。野菜室で約2週間保存可能です。青じそは冷蔵室に入れると低温障害で葉が黒くなってしまうこともあるので、できるだけ野菜室に入れます。黒くなってしまった場合は、変色した部分をちぎり取り、緑の部分だけ使います。





青じその冷凍保存

長期保存したい場合は、あらかじめ千切りにして冷凍するのが便利です。容器にふんわりと入れて冷凍することで、必要な分だけつまんで取り出せます。冷凍庫で約3週間保存可能です。

【冷凍方法】
青じそを洗って水気を拭き取ります。千切りにして冷凍用保存容器にふんわりと入れフタをして冷凍室へ入れます。



【解凍方法】
冷凍庫から出すとすぐに解凍されるので、使う分だけ手早く取り出します。生の青じそに比べて色がやや濃くなりますが、そのまま薬味として使用できます。ふわっと入れたので取りたい分だけ簡単に取れました。



下の画像は、冷ややっこに冷凍した青じそを適量のせたものです。



生の青じそより色が濃いですが違和感はありません。さすがに生とは違い解凍されると張りがなくなりベタっとなりますが、食べてみると青じそ特有の爽やかさは健在なので、冷凍しても十分使えますね。

※変色が気になる場合は、みじん切りにしてハンバーグやつくねのタネなどに混ぜて使うのがおすすめです。青じそ風味のハンバーグに変身します。

青じその成分

青じその葉には、抗酸化作用を持つβ-カロテンや、肌や粘膜を保護するビタミンB2、骨の健康を保つカルシウムなど、豊富なビタミンやミネラルが含まれています。ですが、薬味として使うことが多いため、一度に摂取する量は少なく、これらの栄養成分を十分に取り入れることは難しいかもしれません。

一方で、青じその特有の香り成分であるぺリルアルデヒドには、発汗促進や鎮咳作用、防腐効果があり、食中毒の予防に役立つため、刺身などの生ものに添えられたり、薬味として用いられたりしています。この香り成分の働きにより、料理に爽やかな風味を加えながら、健康効果も期待できるのです。

青じそは冷ややっこ以外にも、そうめんの薬味やおにぎりに混ぜたりと、普段からよく使われる食材です。そのため、千切りにして冷凍保存し、そのまま使えるようにしておくととても便利だなと思いました。また、青じそを立てて冷蔵することで、フレッシュさを約2週間保つことができるので、春巻きや肉巻きなど、青じそを1枚のまま使う料理や、フレッシュなまま使用したい時にも重宝します。青じその保存方法について、ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版