助手席側後方で誘導 バスにはバックモニターとスピーカー 山形で女性バスガイド挟まれ死亡
山形県上山市で17日午前、バックしていた観光バスを誘導していた宮城県のバスガイドの女性が電柱との間に挟まれて死亡しました。警察は過失運転致傷の疑いで運転手の69歳の男を現行犯逮捕しました。
山川麻衣子アナウンサー「バスガイドの30代の女性がこの電柱とバスの間に挟まれたということです。ぶつかった衝撃で電柱の一部が曲がっているのがわかります。衝撃の大きさを物語っています」
死因は脳破裂で、病院には搬送されず即死だったということです。
警察の調べによりますと、事故当時、バスは出発前で乗客はいませんでした。死亡した佐々木さんは助手席側の後方で誘導に当たっていたということです。
旅館の従業員「バタンという音が出てお客様が倒れていた。意識はなかった(悲鳴がしたのは女性の声?) 男性ですね」
バス会社によりますと、運転手は16日から2泊3日で山形県内などを巡るツアーの運転を1人で担当していました。これまでに運転手の健康状態に問題はなく、事故発生前の朝に実施したアルコールチェックでも異常はなかったといいます。
また、バスには通常、バックモニターが搭載されているほか、バスガイドがマイクを着用していて誘導する声を運転席のスピーカーから聞くことができるようになっているということです。
警察は容疑を過失運転致死に切り替えて詳しい事故原因などを調べる方針です。