スポニチ

写真拡大

 ◇交流戦 巨人―日本ハム(2024年6月14日 エスコンF)

 巨人の坂本勇人内野手(35)が14日の日本ハム戦(エスコンF)で2回に50日ぶりとなる先制の4号ソロ。通算292本塁打として、真弓明信(阪神)のNPB歴代47位記録に並んだ。歴代46位・前田智徳(広島)の通算295本塁打までは「あと3」としている。

 「7番・DH」に入り、2試合ぶりに先発復帰。先発7番は2023年4月29日の広島戦(東京D)以来412日ぶりで、DH起用は2018年6月3日のオリックス戦(京セラD)以来2203日ぶりとなった。

 すると、第1打席でいきなり最高の結果を出した。0―0で迎えた2回だ。2死走者なしの場面で打席に入り、相手先発左腕・山崎福也がカウント1―1から投じた3球目、外角チェンジアップを左翼スタンドへ叩き込んだ。

 坂本の本塁打は4月25日の中日戦(東京D)で相手先発右腕・柳から3号3ランして以来50日ぶり。昨年の交流戦では13年ぶり6本目のサヨナラ弾を含む4本塁打を放ち、10打点と活躍したが、交流戦における本塁打はこれで通算40本目となっている。

 6日のロッテ戦(東京D)で6回に右前打を放ち、自身の現役最多記録を更新する通算2372安打目をマーク。落合博満(日本ハム)を抜いてNPB歴代単独12位に浮上した。令和6年6月6日に背番号6の坂本が決めた“落合超え”だった。

 11日と12日の楽天戦(楽天モバイル)ではともに4打数無安打に終わり、13日の同戦では今季8度目のベンチスタート。最後まで出番なく、チームは2022年8月以来2年ぶりの6連敗を喫した。

 坂本はこの日の試合前時点で8打席連続無安打。5月は月間打率.286だったが、6月は同.192(26打数5安打)と苦しんでいる。だが、この一発が9打席ぶりの安打で通算2374安打となった。

 なお、坂本は2014年に初めて1試合でDHに入り、18年に2試合。6年ぶり通算4度目のDH起用で自身初の本塁打となった。

 また、巨人は現在今季ワーストの6連敗中だが、坂本が本塁打した試合で巨人はここまで3戦全勝となっている。

 ▼坂本 打ったのはチェンジアップです。まずは最高の形で先制点を取ることができて良かったです。