天皇杯2回戦・町田対筑波大のプレーマナー苦言が物議に【写真:徳原隆元】

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天皇杯2回戦・町田対筑波大のプレーマナー苦言が物議に

 第104回天皇杯(全日本サッカー選手権大会)2回戦で、J1首位のFC町田ゼルビアが筑波大(茨城県代表)にPK戦で敗れたなか、町田の4選手を負傷させた筑波大のプレーマナーが物議に発展。

 “荒れ試合”の要因に対し、元北朝鮮代表FWの鄭大世(チョン・テセ)氏の言い分にSNS上では納得の声が寄せられている。

 町田は筑波大との一戦で1-1のまま迎えた延長PK戦を2-4で落とし、まさかの敗退を喫した。大金星を献上したこの試合では、町田側に負傷者が続出。試合後、4選手(チャン・ミンギュ、安井拓也、ナ・サンホ、ミッチェル・デューク)の診断結果が発表され、チャン・ミンギュ、安井拓也が骨折を余儀なくされる異例の事態になった。

 試合後、黒田監督は負傷者が続出した事実に言及したうえで、筑波大側のプレーマナーに苦言。“荒れ試合”が脚光を浴びたなかで、町田OBの鄭大世氏は投稿サイト「note」を更新すると「黒田監督が言うようにレフェリングにも問題があると言っても過言ではないかもしれません」と綴り、キックオフ直後のワンプレーに触れている。

「試合を通して3枚イエローが出ましたが、内容的には7、8枚くらい出てもおかしくなかった。前半ファーストプレーの町田の高橋大悟の明らかなアフターでカードを出さなかったとこが試合を通しての基準になってしまいましたね。審判自身もそれをきっかけに迷いながらジャッジすることになってしまい歯痒く難かったと思うので、心情察します」(本文ママ)

 鄭大世氏が指摘したのは、試合開始直後の場面だ。町田のキックオフでスタートしたなか、前線の郄橋大悟へボールが渡ると、コントロールが大きくなったところで郄橋と筑波大DF池谷銀姿郎が交錯。郄橋のアフターチャージにも見えたこのシーンで“お咎めなし”だったことが筑波大側のプレーにも影響したとの私見に対しファンも同意し、SNS上では「完全にこれ」「これに尽きる」「これが答え」「その通り」といった反応が寄せられていた。(FOOTBALL ZONE編集部)