老いを感じるほど年をとってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在44歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションを始めとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。44歳で「人生初の教習所」に通い始めたマルサイさん。順調に進んでいくなかで、ついに初めての運転を経験！　運転に役立った意外なものとは？

40代・教習所に通い始めて数か月。ついに技能教習が始まった！

2月から教習所に通い始め数か月が経ちました。3月から技能の教習が始まり、人生初の運転を経験！

初日は教習所の場内を何周かしたのですが、普段息子たちのハンドルコントローラーで操作するレーシングゲームにつき合っていたおかげか、思いのほかスムーズに運転することができました。こんなところでゲームが役に立つとは…なんでも経験しておくものですねぇ。

ところがS字カーブやクランクとなるとそう簡単にはいきません。縁石に乗り上げたりポールに接触ギリギリだったりして、なかなか上手くいかないのです。

練習しようにも運転は教習中の限られた時間内でしかできないので、自宅ではひたすら教習系YouTubeを観ながらイメトレを繰り返しました。自転車に乗って進行方向を変えるときは、車の運転を意識して「ルームミラー確認→ウインカー合図→サイドミラー確認→目視確認」を欠かせず行ったりも。

いよいよ…実技の「修了試験」。気になる結果は…

そんな地道な努力が実ったのか、修了検定（実技試験）では奇跡の一発合格！

検定当日は緊張のあまり細かいミスを連発して、「こりゃ確実に落ちたな…」と絶望気分で結果発表を待っていたので、合格者のなかに自分の番号を見つけたときはモニターの前で踊りたくなるくらいうれしかったですねぇ…（しみじみ）。

考えてみたら、試験会場の雰囲気も合格発表までのドキドキ感もうん十年ぶり。始終ソワソワしていましたが、若い子たちは場慣れしているというか、落ち着いてたな〜。

学科の勉強は寝る前や歯みがきなどのすき間時間に自主学習を進めました。学科試験学習アプリを使えばいつ何時でもスマホ片手に勉強ができてつくづく便利。まことにいい時代です。

そんなこんなで仮免学科試験も100点満点で合格！！　中1のときの百人一首テスト以来の100点でした（笑）。

息子たちに思いっきり自慢しまくり大人気ないと突っ込まれましたがなにせ30年ぶりですからね〜。うれしすぎて思わず自分にごほうびを買ってしまいそうに（←浮かれすぎ）。

こうしてなんとか無事に仮免許の交付までたどり着くことができたのでした。

教習所に通い始めてから二男がインフルエンザにかかったり、1人暮らしの母の具合が悪くなったりとヒヤヒヤすることもありましたが…家族の協力のおかげで中断せずに通い続けられています。

そして先日とうとう路上デビューを果たしました！　住み慣れたわが町を車で走る日がくるとは…感慨深いものがありましたねぇ。順調にいけば7月中に卒業検定と本免学科試験を受け、夢にまで見た運転免許証取得が待っています。

44年という長い歩行者歴でしたが、そのぶん歩行者に寄り添えるジェントルなドライバーになれるよう努力していきたいと思います。

ちなみに6月は高速教習があるんですよ…。すでに腰が引けていますが…がんばります…！！