井上真央

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 松本潤がSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)からの独立を発表したのは5月16日のことだった。芸能メディアが相次いで記事を配信したのは言うまでもないが、井上真央との“将来”に注目した記事も散見された。

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【写真をみる】“露出減”のワケは「女優としての商品価値を保つため」だった? 井上真央の“意外すぎるイメージ戦略”とは

 その中でも、以下の2つの記事には、ある“共通点”があった。担当記者が言う。

井上真央「結婚説」否定から長すぎる”動向不明”…新作出演なし1年超に心配の声広がる(日刊ゲンダイDIGITAL:5月14日)

◆松本潤 独立でファンが憂う「結婚の行方」…“噂の相手”は結婚否定もここ1年はCM・バラエティ出演のみ(Smart FLASH:5月17日)

「どちらの記事も松本さんとの交際が報じられた井上真央さんに焦点を当てました。旧ジャニーズ事務所は往時、所属タレントの結婚を認めないことで有名でした。今では結婚も相当に“解禁”されてきましたが、松本さんが所属する嵐が4月10日にグループとしての新会社を設立し、松本さんも5月に独立したことから、松本さんと井上さんの結婚説が再燃したというわけです。ただし、1月に井上さんは『さんまのまんま』(フジテレビ系/関西テレビ制作)に出演し、結婚説を完全に否定しています」

井上真央

 どちらの記事も松本と井上の交際・破局報道が何度も繰り返されてきたことに触れ、最近の井上は映画やテレビの仕事から遠ざかっていると指摘。特に日刊ゲンダイDIGITALは井上の近況を“動向不明”と伝えた。

イメージ戦略の重要性

 これに民放キー局の関係者は「動向不明だなんてよく言いますよ。先日も井上さんは試写会に姿を見せて、とても元気いっぱいでした」と反論する。

「井上さんは昨年、ずっと仙台市で映画『サンセット・サンライズ』の撮影に参加していました。まだ正式には発表されていませんが、コロナ禍と空き家問題がテーマ。監督は岸善幸さん、主演は菅田将暉さんで、井上さんは菅田さんの相手役を務めました。制作は東映のため、5月に東映で試写会が開かれました。井上さんは女性マネージャーと一緒で、終始笑顔でした。公開は来年の予定だそうです」

 井上は2011年、NHKの連続テレビ小説「おひさま」で主演。さらに2015年、大河ドラマの「花燃ゆ」でも主演を務めた。

「朝ドラと大河の両方で主演を務めたのは、松嶋菜々子さん、宮崎あおいさん、吉高由里子さん、そして井上さんの4人だけです。これほどの実績を持つ女優さんだと、どんな仕事でも何でも受けるというわけにはいきません。そもそもギャラが上がるのでオファーが減りますし、イメージ戦略を考えれば、仕事を選ぶ必要があります」(同・関係者)

 井上クラスの女優が、息の長い活動を目指す場合、芸能界では“セオリー”になっているイメージ戦略があるという。

露出が減っている理由

「これまでとは逆に脇役をメインに選び、主演作の出演はごくたまに抑えるのです。こうすれば、視聴者から見飽きられることがありません。何より重要なのは、質の高い作品を選ぶことです。駄作ばかりに出演してしまうと、女優としての商品価値が下がってしまいます。こうしたことを背景に、井上さんの露出が減っているのです」(同・関係者)

 ただし、こうした“セオリー”に基づく戦略だけが正解というわけでもないという。

「堀北真希さんが代表例ですが、結婚したら思い切って引退するという選択肢もあります。その潔さを支持する視聴者は少なくありませんし、伝説の女優として語り継がれる可能性もあります。そして井上さんの周囲からは、やはり『松潤さんと結婚すればいいのに』という声が上がっているのは事実です」(同・関係者)

デイリー新潮編集部