大吟醸などの日本酒の醸造に適した県オリジナル酒米「夢ささら」田植え始まる・大田原市
日本酒の醸造に適した栃木県オリジナルの酒米「夢ささら」の田植えが大田原市で始まりました。
「夢ささら」の田植えが始まったのは、大田原市佐久山で酒米を作り続けておよそ２０年の高瀬隆至さんの田んぼです。５月１０日は、妻・直子さんと息子の司さんと一緒に、およそ１８０アールの田んぼに酒米の苗を機械で次々と植えていきました。
「夢ささら」は大吟醸など高品質な日本酒の醸造に適した品種で、県農業総合研究センターが２００５年から研究開発を行い、２０１８年から一般栽培が始まりました。
大田原市・那須町・那須塩原市を管轄するＪＡなすのによりますと、「夢ささら」は大田原市内の８軒の農家で栽培されています。高瀬さんは今年合わせて６ヘクタールの田んぼに「夢ささら」の苗を植える予定だということです。
今年は気温が高い影響で、苗が例年より長く２０センチほどに伸びていますが、これから手入れを行うことで「酒造組合や酒蔵から求められるようなコメを作りたい」と意気込んでいました。
収穫は１０月初旬ごろを予定していて、その後は県内の酒造会社へ出荷され栃木自慢の日本酒となって販売されます。
