小山で5年連続誕生のコウノトリのヒナに足環装着 今年は過去最多3羽
４月に小山市の渡良瀬遊水地で生まれた国の特別天然記念物、コウノトリのヒナ３羽に、５月２３日個体識別のための足環がつけられました。
ヒナは小山市の渡良瀬遊水地の人工の巣に定着した「ひかる」と「レイ」のペアから誕生しました。ヒナ誕生は５年連続で、今年はこれまでで一番多い３羽です。
足環の装着は、コウノトリの研究機関の職員が１２．５メートルの高さにある巣に高所作業車で近づき、ヒナが人を見て驚かないよう目隠しをして地上で作業を行いました。
最初のヒナは４月１１日に誕生したと推定され、今回の調査で一番大きいヒナは体長８４センチ、体重は４．７キロありました。残りの２羽も体長は８０センチを超え、体温、脈拍、呼吸の状況などから元気に育っているということです。
また、今回初めてふ化していない卵１個が見つかり、研究機関で詳しく調べるということです。
オスかメスかは、血液検査や羽を使ったＤＮＡ判定で今後判明するということです。
このまま順調に成長すれば６月中旬に巣立ちを迎えます。
小山市は６月８日に３羽の命名式を行い、ここでオスかメスかも発表されます。
