今もっともアツい女子プロレスラーのひとり、ウナギ・サヤカ選手が、日本各地のおいしいお取り寄せを、ウナギ選手の決め台詞「お前を査定してやるよ」の通り、査定する本連載。第6回目となる今回は、バナナを査定。といっても、そんじょ…

今もっともアツい女子プロレスラーのひとり、ウナギ・サヤカ選手が、日本各地のおいしいお取り寄せを、ウナギ選手の決め台詞「お前を査定してやるよ」の通り、査定する本連載。第6回目となる今回は、バナナを査定。といっても、そんじょそこらのバナナではありません。新潟県柏崎市にある「シモダファーム」が栽培する希少品種のバナナ「越後バナーナ」です。

“極彩色に翔ける傾奇者”が「越後バナーナ」を査定!

国内外、男女問わず試合を繰り広げるだけでなく、『SASUKE』の出場、「エガちゃんねる」の出演、そして写真集『極彩人』の発売と幅広く活動。さらに、2024年1月7日に後楽園ホールで行われた自主興行では、1230人超満員札止めを記録した。今、ノリに乗りまくっているウナギ選手が今宵もニッポンのうまいもんを査定する。

ウナギ・サヤカ選手
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ウナギが注目!世界でも希少な品種のバナナ

編集E「ウナギ選手! 今回はこちらをお持ちしました。まずは箱からご覧ください」

箱を見た瞬間からテンションアップ!

ウナギ「うわぁ、これ食べたかったやつ!『越後バナーナ』だ!」

うれしそうに箱を開け、中を見る

編集E「以前、チラッとお話されていたのを覚えておりましたので。いつもであれば、商品名をお伝えしてから食べていただきましたが、今回は伏せてみました」

ウナギ「これはうれしいぞ。やるではないか、大儀であった」

編集E「ははぁ、ありがたき幸せ」

「越後バナーナ」3本入り(350g以上/4400円、送料別)

ウナギ選手を喜ばせた「越後バナーナ」は、「グロスミッチェル」という品種のバナナ。華やかな香りと濃厚な甘みが特徴だ。世界的に主要な品種だったが、1950年代に流行した「パナマ病」によって生産量が激減。現在ではほとんど栽培されておらず、食べられる機会はほぼゼロなんだとか。

そんな幻の品種を新潟県柏崎市でビニールハウス栽培しているのが「シモダファーム」。代表の霜田彰さんが、本場フィリピンで食べたバナナの味に感動したことから、「柏崎でバナナを栽培し、日本でも本場のバナナのおいしさを届けたい」と設立した。

栽培担当者が葉や実の健康状態を一つひとつ個別にチェック。その日の天候や気温、日照時間などを確認し、ハウス内の温度調整を行い、香りと旨みを凝縮させている。そして、バナナの実に傷がつかないよう袋掛けをして大事に育て、収穫後も丁寧に取り扱うことを心がける。その結果、きれいな「越後バナーナ」が届くのだ。

食べ頃の「越後バナーナ」

ウナギ「シュガースポット(バナナの表面に出る黒い水玉模様)が出ていて、めちゃくちゃおいしそうだな!」

編集E「仰せの通りです。バナナはシュガースポットが出てくると食べ頃。本来はシュガースポットが出る前の『とれたて』が届くのですが、今回は特別に食べ頃の状態でお送りいただきました」

ウナギ「なんと! シモダファームさん、ありがとうございます!」

編集E「ちなみに、この『越後バナーナ』1本約1000円であります」

ウナギ「えぇ〜っ! それは心して食べないとな」

袋から取り出し、香りを嗅ぐ

ウナギ選手、注目の高級バナナ「越後バナーナ」。すでに金星授与が濃厚な状況にも思えるが、果たして。いざ、尋常に! 実食!!

上品なり。エラい人が食べるような最上級バナナ

皮をめくる
皮の薄さがわかるだろうか

皮の薄さと色のきれいさに驚きつつ、ひと口パクリ。目を剥いて驚きの表情を浮かべる。

ついに実食!
ひと口食べて驚き!

ウナギ「これは今まで食べたことがない。バナナ特有のイヤな香りがしなくて、ほのかに甘い香りがする」

編集E「いやぁ、見た目からしておいしそうですもんね」

ウナギ「昔、シンクロナイズドスイミングの合宿に行ったとき、部屋の前に、バナナが10何房も積んであったんだ。3人部屋だったので、ひとり約3房。これを4、5日で食べ切るというノルマがあったのを思い出したぞ。そのとき食べたバナナのブニュブニュした食感がまったくない。口の中でねちゃっとするのが多いけど、それもないし後味がスッキリしているんだよな」

編集E「それは壮絶な合宿でしたね……。ウナギ選手の根性はそのときから培われていたのでしょう。『越後バナーナ』は出荷直前まで樹上で熟成させていることで、濃厚な甘みや香り、もっちりとした食感を引き出しているそうです」

ウナギ「1本の存在感がある。トップレスラーの風格だよ。バナナはすごいんだぞ。ウエイト前に食べると体がつらないし、パワーが出るからトレーニング前に1本食べるのがちょうどいい」

編集E「越後バナーナをトレーニング前に食べるとなると、ちょっとしたセレブですね」

ウナギ「そうだな……誰か差し入れしてくれへんかな」

編集E「ひつま武士(ウナギ選手のファンの総称)のみなさま、プレゼントにぜひご検討ください」

断面はこんな感じ。身の美しさと実の薄さがおわかりいただけるだろう

ウナギ「フルーツでも野菜でも、最近は糖度が高く甘ければいいという風潮があるよな。でも『越後バナーナ』は『甘ければいいんでしょ』で勝負していない。めっちゃ上品。エラい人が食べてそうなバナナだ」

編集E「プロレス界でいうと、どなたですか? アントニオ猪木さん、ジャイアント馬場さんレベルですか?」

ウナギ「いや、プロレス界にはいないな。人を殴って稼ぐ人が食べるレベルのバナナじゃないよ」

編集E「いいんですか、そんなこと言って。いろんな人を敵にまわさないですか?」

ウナギ「いいんだよ。もともとウナのまわりは敵だらけだからな」

編集E「そうだ、傾奇者はそうでないと!……そういえば大事なことを忘れておりました。お店の方から皮ごと食べてほしいと言われていたのでした」

ウナギ「何、皮を食べるだと!? E、ウナを騙そうとしているだろ!?」

編集E「そんな! 滅相もありません。お店の方がオススメの食べ方として提案されているのですから、ぜひお試しください。さあさあ」

皮ごと食べる方が……!?

ウナギ「よ、よし、食べてみるぞ……」

皮ごとガブリ

編集E「い、いかがでしょうか?」

ウナギ「ナニコレ! 皮ごと食べた方がおいし〜い」

編集E「よかったです! そしたら、皮だけ食べてみてくださいよ。どんな味なんですか?」

ウナギ「おい、食べてやるけどあんまり調子に乗るなよ……」

今度は皮だけを食べてみる

ウナギ「皮だけだと、若干苦いな。これは皮と身を一緒に食べることでちょうどいい味になるんだな。もっちりとした実とシャリッとした食感、この一体感はなかなか味わえない」

編集E「こういう食べ方ができるのも農薬不使用だからですね。バナナの皮には、安眠を促す作用のある『セロトニン』の原料『トリプトファン』という物質が多く含まれているそうです。また、セロトニンの合成に関わる『ビタミンB6』や『マグネシウム』も同時に接種できるというのもポイントです」

ウナギ「トレーニング前に食べるくらいだから、健康にいいんだよ、バナナは。それにしても、『越後バナーナ』はバナナジュースにしたらダメだな」

編集E「そうですね。これはそのままで食べていただきたいですね」

袋に入った状態はこんな感じ

ウナギ「そうだな。文句なし。金星を授けよう。そうだ、今回3本入りを持ってきてくれたけど、マーベラス(長与千種さん率いるプロレス団体)の彩羽匠がバナナが好きだから、1本持っていっていいか」

編集E「おぉ、彩羽選手。どうぞどうぞ。ウナギ選手の自主興行1試合目シングルマッチの対戦相手。あれはハードヒットな試合でした。そのあと、2試合も戦ったウナギ選手の姿に胸を打たれました。ライバル相手にバナナをあげるなんて、ウナギ選手はやさしいところがありますね。敵だらけのはずなのに」

ウナギ「うるさい。『敵に塩を送る』という言葉があるだろう」

編集E「そうですね! 傾奇者だけど、株式会社ウナギカブキの超社長でもありますから。こうやってギャン期をサバイブしているウナギ選手の姿勢、勉強になります。みなさんも手土産に選んでみてはいかがでしょうか!」

「越後バナーナ」の購入はこちら!

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https://shimodafarm.base.shop/
※オンラインショップでは、3個入り4400円のほか、6本入り7400円などがあります(送料別)

●ウナギ・サヤカ/大阪府出身。2019年1月に東京女子プロレスでデビュー。2020年11月からスターダムに参戦し、2022年10月からは「ギャン期」と称し、他団体を主戦場に活動している。2023年12月27日には初の写真集『極彩人』(サイゾー)を発売。2024年1月7日に、全財産を使って自主興行「殿はご乱心〜1番金星〜」を後楽園ホールで開催。1230人、超満員札止めを記録した。試合スケジュールは、https://select-type.com/rsv/?id=YdEYTULuKPs&c_id=276425でチェック!