Googleが自動車向け「Android Auto」のアップデートを発表、動画ストリーミングサービスの視聴や「アングリーバード」などがプレイ可能&Android Automotive OS向けのGoogle Castも追加
Googleはスマートフォンを車両のディスプレイと接続してAndroidアプリを操作する「Android Auto」を一部の自動車向けに提供しています。2024年5月15日にGoogleはAndroid AutoならびにAndroid Automotive OSのアップデートを発表しました。
Android Developers Blog: Android for Cars: Bringing more apps to cars
Google announced an update for Android Auto with new apps and casting support
https://www.engadget.com/google-announced-an-update-for-android-auto-with-new-apps-and-casting-support-170831358.html
これまでに日産・リーフやホンダ・オデッセイなど約40車種にAndroid Autoを可能にするGoogle built‑inが搭載されています。
Googleが2024年5月15日に発表したAndroid Autoのアップデートでは、車内でストリーミングサービスのMaxやPeacock、ゲームアプリのアングリーバードなどのエンターテインメントアプリを利用することができます。なお、これらのエンターテインメントアプリは停車中にのみ使用可能です。
また、Android AutoでUberドライバー用アプリが使用可能になったことで、ドライバーはスマートフォンを使うことなく配車や配達の受付やルート案内を表示することが可能になります。
さらにGoogleは、Android Auto向けの新しいアプリやエクスペリエンスを簡単に作成できる「Car ready mobile apps」を展開しています。これによって、既存のモバイルアプリを自動車向けにリリースすることがはるかに簡単になるそうです。なお、Car ready mobile appsは数カ月以内に全ての開発者に対して展開される予定です。
GoogleはAndroid Autoとは別に、車載用オペレーティングシステムのAndroid Automotive OSも開発しています。このAndroid Automotive OSが「Google Cast」に対応することも発表されました。これにより、ユーザーは自身のスマートフォンやタブレットからコンテンツをストリーミングできるようになります。Googleによると、この機能は電気自動車メーカーのRivianの一部モデルを皮切りに順次追加されていくとのことです。
Google Cast is coming to cars - YouTube