絶好調のハバーツ(29番)。先日のトッテナム戦でもゴールを奪った。(C)Getty Images

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 現地時間5月12日に開催されたプレミアリーグ第37節で、冨安健洋を擁する2位のアーセナルは、8位のマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦。1−0で勝利し、5連勝を達成。1試合消化の少ないマンチェスター・シティをかわして首位に浮上した。

 優勝争いの決着は、19日の最終節で――となったのだが、シティはその前の14日に延期分の34節でトッテナムと激突。アーセナルとしては、宿敵とはいえシティの相手を全力で願うほかないなか、カイ・ハバーツの態度は実に清々しい。

 ユナイテッド戦では、レアンドロ・トロサールの決勝点を華麗にアシストした24歳のドイツ代表FWは、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューでこう言い放ったのだ。
【動画】ハバーツ→トロサール!マンU撃破に導く絶好調コンビ弾
「僕は史上最大のトッテナムファンになるよ!」

 悲願を成就させるためならば、喜んで悪魔に魂を売り渡すようだ。

 また、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督も、「火曜日にトッテナムを応援する?」と問われ、「それが必要なのは知っている。彼らは戦うのが本当に難しいチームだ。我々も数週間前に苦しめられた。彼らがやってくれるよう願っているよ」と答えた。

 100年以上に渡って続く“ノースロンドン・ダービー”は、一時休戦の模様だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部