ホリプロステージ4作品が都市型フェスティバル『Hibiya Festival 2024』に登場 イベントレポートが到着
東京ミッドタウン日比谷周辺で開催された『Hibiya Festival 2024』ステップショーにホリプロステージ作品4作品が参加。パフォーマンスやトークで観客と配信視聴者を盛り上げた本イベントのレポートが到着した。
7月開幕『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』
7月開幕『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』
トークパートではビリーのおばあちゃん役、阿知波悟美と兄・トニー役の西川大貴が登壇。前回2020年の公演時より参加している阿知波は、コロナ禍という厳しい状況での稽古を振り返り「いろんな苦境に負けずに夢に突進していくビリーたちの姿が感動を呼ぶ」、初参加の西川は「ストーリーはもちろん、ステージ上の演出やアイディアが素晴らしい」と本作の魅力を語った。
阿知波悟美
西川大貴
その後ビリー役4人のキャスト・浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一により「♪エレクトリシティ」のパフォーマンスが披露された。
左より)浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一
7月開幕 『ピーター・パン』
7月開幕 『ピーター・パン』
冒頭から披露されたのは、フック船長として2年目を迎える小野田龍之介率いるパイレーツ一味による「♪フックのワルツ」のパフォーマンス。小野田のダンディな歌唱とパイレーツたちの息の合った掛け合いで観客をおおいに盛り上げた。
左より)小野田龍之介、今村洋一
続いて披露された『ピーター・パン』を代表するナンバー「♪アイム・フライング」。昨年11代目ピーター・パンとしてデビューを果たした山崎玲奈の、17歳という若さながら堂々とした伸びやかな歌声が響き渡った。
山崎玲奈
トークパートではMCを務めるパイレーツ役の今村洋一が今年の抱負について尋ねると山崎は「フライングやアクションなど、一年目よりもっとグレードアップしたものをお見せしたい」とやる気を伺わせ、小野田は「パイレーツ一味も、躍動感のあるパワーアップしたピーター・パンに応えられるようなチームワークを見せていきたい」と語った。
そのほか初観劇のこどもたちへの記念ステッカーの配布や、劇場職業体験付チケットの販売など、ファミリーミュージカルならではの取り組みも実施される。
5月開幕 『未来少年コナン』
5月開幕 『未来少年コナン』
宮崎駿が初監督したアニメーションシリーズの初の舞台化となる本作。
主人公コナン役・加藤清史郎、コナンの親友ジムシー役・成河、ダイス船長役の宮尾俊太郎が登壇し、本作の魅力を「先見の明のある、まさに今観ていただきたい」「現代社会が抱える、70年代から今もなお続くシビアな問題をこどもと一緒に考えられる作品」などと語った。
左より)宮尾俊太郎、加藤清史郎、成河
インバル・ピント(振付・美術も担当)とダビット・マンブッフによるインスピレーションに溢れた演出、特にこの3人が登場する船の演出にもぜひ注目してほしいとアピールした。
加藤清史郎
左より)宮尾俊太郎、成河
今回初披露されたのは、その注目シーンからダイス船長の楽曲「♪酔いどれガンボート」。誘拐されたラナを助けるためにダイス船長の船に侵入したコナンとジムシ―が、船員たちの宴のような舟唄に誘われてて思わず乗り出してくるシーンで、音楽を手掛ける阿部海太郎とミュージシャンによる生演奏により、3人で歌う特別ヴァージョンで披露された。
ロングラン公演中 『ハリー・ポッターと呪いの子』
ロングラン公演中 『ハリー・ポッターと呪いの子』
2016年ロンドンで開幕以来世界7都市で上演、世界中の演劇賞を受賞し、日本では2022年の開幕以来観客動員数88万人を超える話題の舞台、『ハリー・ポッターと呪いの子』。
日本では劇場以外では初公開となる、魔法の杖を使用した「ワンドダンス」のパフォーマンスと、7月公演よりハリー・ポッター役で出演する平方元基と吉沢 悠によるトークセッションが行われた。
「ワンドダンス」は新学期を迎えたホグワーツの生徒たちが、杖を使った初めての授業でその扱いに四苦八苦している様子を表現している、舞台の世界観を象徴するフォーメーションダンスだ。
平方元基
吉沢 悠
本作の魅力を平方は「五感を使って魔法を感じられるのは舞台ならでは」「初めての演劇体験をさせてくれる作品」、吉沢は「19年後の、成長したキャラクターたちの世界を楽しめるのはこの舞台だけ」などと語り、この夏の初出演に向けての期待が高まる。
なお、本イベントは「Hibiya Festival 2024」公式YouTubeチャンネルにてアーカイブ映像が配信中だ。
撮影=山本春花