久保建英がゴール取り消しについて言及【写真:Getty Images】

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古巣レアル・マドリードに0-1で惜敗

 スペイン1部レアル・ソシエダは4月26日、ラ・リーガ第33節でレアル・マドリードと対戦し、0-1の惜敗を喫した。

 日本代表MF久保建英は先発出場を果たし、攻守に奮闘。1点ビハインドの前半32分には“幻ゴール”でネットを揺らすも、直前のファウル判定で悔しくも取り消しとなった。試合後にはこの“幻弾”についてコメントを残している。

 開始直後から敵地に乗り込んだソシエダがペースを握るも前半29分、ロングボールに抜け出したスペイン代表DFダニエル・カルバハルがクロスを供給するとトルコ代表MFアルダ・ギュレルが決めて先制。だが同32分、すぐさまソシエダがチャンスを掴む。

 前線の高い位置でボールを奪ったなかシュートのこぼれ球を久保が拾う。ペナルティーエリア内でブラジル代表DFエデル・ミリトンを華麗にかわして右足でネットを揺らした。だが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入後、直前のボールを奪った際にファウル判定があり、同点ゴールは“幻”となった。

 久保が右サイドから何度もドリブルでレアルの脅威となっていたが、最後までゴールは遠く、スコアはこのままで試合終了。試合後にはインタビューに応じたなか、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」がその内容を伝えた。

 久保は「勝つのが当然だったので残念。試合を通して僕たちは彼らより多くのチャンスを生み出していたが、得点したのは彼らだけだった。重要なのは結果だが、試合で僕たちがレアル・マドリードよりも優れていたと思う」と悔しさを露わに。認められなかったゴールのプレーに関しては、「チャンピオンズリーグでは何が起こるか分からない。でも、彼らが(FWアンデル・バレネチェアのファウルを)判断するとは思えない」と、指摘した。

 久保の奮闘叶わず、ソシエダはUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内6位を維持。7位ベティスと勝ち点3差でシーズン残りも負けられない試合が続く。(FOOTBALL ZONE編集部)