リバプール、サラーPK弾でマンUとドロー 遠藤航は途中交代も“リーグ不敗神話”継続
聖地オールド・トラフォードで名門対決
イングランド1部リバプールは4月7日、プレミアリーグ第32節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、2-2の引き分けに終わった。
日本代表MF遠藤航は先発出場も後半に途中交代に。チームはリーグ8試合無敗としている。
敵地「オールド・トラフォード」で迎えた一戦で、リバプールはエースFWモハメド・サラー、MFアレクシス・マック・アリスター、DFフィルジル・ファン・ダイクらが先発。前節のシェフィールド・ユナイテッド戦を打撲の影響で欠場した遠藤は定位置のアンカーで2試合ぶりにスタメン復帰した。
リバプールは開始早々の1分、カウンターからMFアレハンドロ・ガルナチョにゴールネットを揺らされるも、オフサイドの判定でノーゴールに。反対にその直後、サラーのパスを中央やや左で受けたMFドミニク・ソボスライが左足を一閃。枠内シュートがGKアンドレ・オナナのセーブに遭うなど、いきなり激しい攻防が展開された。
その後試合はやや落ち着きを見せたなかで前半23分、リバプールが先制。DFアンドリュー・ロバートソンからのコーナーキック(CK)をFWダルウィン・ヌニェスが頭で後方へすらすとファーサイドに流れたボールをFWルイス・ディアスがボレーシュートで叩き込んで先手を取った。
同33分には自陣でボールを受けた遠藤のパスからカウンターに転じると一気にユナイテッドゴールへ。L・ディアスのラストパスを受けたサラーが際どいシュートを放つ。その2分後にも、左サイドでボールを受けたロバートソンのクロスからソボスライとつながり、最後はサラーがシュートチャンスを迎えるなど果敢に攻めた。
ユナイテッドを前半シュート0本に抑えたリバプールは、1-0リードでハーフタイムへ。後半もさらに攻勢に出ようとした最中で、後半5分にまさかの場面が。自陣でDFジャレル・クアンサーが味方へパスを試みたがそのボールが相手MFブルーノ・フェルナンデスへ。GKクィービーン・ケレハーがエリア内から出ていたところで、フェルナンデスが放ったシュートはガラ空きのゴールへ決まった。
試合が振出しに戻ったなかで、ユナイテッドの勢いは加速。後半22分には左サイドのDFアーロン・ワン=ビサカからエリア内でパスを受けたMFコビー・メイヌーに鮮やかな逆転弾を決められビハインドの状況に。その直後の同24分、遠藤はMFハーベイ・エリオットと途中交代となった。
敗戦がちらつき始めたリバプールだったが後半38分にエリオットがエリア内で倒されPKを獲得。これをサラーが冷静に決めて2-2の同点に追い付く。その後は一進一退の攻防が続いたがこのままスコアは動かずドロー決着に。両者勝ち点1ずつを分け合った。なお、遠藤がリーグ戦でスタメン出場を果たした14試合でリバプールはこれまで負けなし。プレミアリーグでの不敗神話は継続となった。(FOOTBALL ZONE編集部)