スープ作家・有賀薫さんが見つけた、味噌汁に合わせるとおいしい意外な食材

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クックパッドのポッドキャスト番組「ぼくらはみんな食べている」。第一回・第二回ゲスト、スープ作家の有賀薫さんの書籍『有賀薫 私のおいしい味噌汁』から、新感覚で楽しめる味噌汁レシピをご紹介します。

日本のソウルフード“味噌汁”レシピ


日本人の生活に欠かせない味噌汁。だしの取り方や味噌、具材まで数えきれないレシピがあります。

有賀薫 私のおいしい味噌汁』は、スープ作家として知られる有賀薫さんが、毎日の生活の中で長年作り続けてきた味噌汁を掲載しています。

たまごの味噌汁でご飯がすすむ


今回はその中から、「ベーコンエッグのお味噌汁」をご紹介。有賀さんが沖縄で食べた、たまご入りの「みそ汁定食」からヒントを得たというレシピです。

朝ごはんの定番でもあるベーコンエッグをお味噌汁に入れてみたら、「ベーコンのコクも加わり、不思議な組み合わせなのに懐かしいような味噌汁」になったそう。

ベーコンエッグの味噌汁



材料(2人分)

たまご…2個

ベーコン…1枚

サラダ油…大さじ1

だし…400ml

味噌…大さじ2

作り方

1.鍋にだしを入れて中火にかけ、沸騰したら味噌を溶く。ベーコンは半分に切る。

2.フライパンにサラダ油をひいて熱し、ベーコンを置き、たまごを割り入れる。中弱火で3〜4分、半熟の目玉焼きにする。


3.お椀に2をそれぞれ入れ、1の味噌汁を注ぐ。

味噌こしは使わなくて大丈夫!?


有賀さんがゲストで登場したポッドキャストでも、話題は味噌汁に。毎日の味噌汁作りがラクになるちょっとしたワザを教えていただきました。

「風味が落ちるから味噌は直前に溶くとか、沸騰させてはいけないとか言われるじゃないですか。でも、私は煮る最初のときにお玉に味噌を入れてポンッて入れちゃいます。

そのまま溶かないで置いておくと、ほかの料理を作っている間に味噌が少しずつ緩んできて、最後に全て仕上がった後にお玉を触るとサラサラって溶けるんですよ」

作り続けるうちに“我が家の味”に


『有賀薫 私のおいしい味噌汁』で紹介されているレシピはどれも手軽に真似できるものばかり。当たり前すぎて今さら聞けないだしの取り方や鍋の選び方など基礎的な知識も学べて、冷蔵庫の中にあるものでサッと作れるお味噌汁のレシピも知れる一冊です。

「いばるような味噌汁はこの本には出てきません。顆粒だしやだしパックを使う日も、冷蔵庫の残り物を味噌汁で片づける日もあります。

それでも、湯気の立った熱々の味噌汁がひと椀添えられるだけで、食事の満足度はぐんと上がります。

この本では、私が長年味噌汁を作ってきて、気づいたことや小さな工夫を、お話しします。これはうちでも使えるな、と思ったら取り入れてみてください。作り続けるうちに、ちゃんと『わが家の味』になるのも、味噌汁の魅力です」

(写真:小林キユウ、TEXT:山田かほり)

『有賀薫 私のおいしい味噌汁』(新星出版社)



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有賀 薫さん



スープ作家。息子を朝起こすために作りはじめたスープを SNS に毎朝投稿。10 年間で作ったスープの数は3500 以上に。現在は料理の迷いをなくすシンプルなスープを中心に、キッチンや調理道具、料理の考えかたなど、レシピにとどまらず幅広く家庭料理の考え方を発信している。著書『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』(文響社)で第5回レシピ本大賞入賞、『朝10 分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)で第7回レシピ本大賞入賞。ほかに『スープ・レッスン』(プレジデント社)、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)、『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)など。

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Instagram: @arigakaoru