え、それやってたわ…倹約家FPが指摘する「やってはいけない」食費節約術4選

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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。

物価上昇で使えるお金が限られているなかで、日々のやりくりに頭を悩ませている方も多いかと思います。食費の節約は人気ですが、実は節約にならないものもあります。

NGその1:食材を1週間分まとめ買い



食費節約の定番と言えば、食材を1週間分まとめ買いをしてやりくりをする方法です。1週間分の献立を考えて、それに必要な食材を買って、小分け冷凍や、作り置きをして、それらを1週間で計画的に使い切るテクニックです。

この方法は確かに無駄な買い物が減って、食費節約につながりますが、料理上級者のテクニックで多くのスキルを必要とします。そのため、あまり料理が得意でない方や、レパートリーが少ない方には向かない方法です。

また、作り置きおかずに飽きてしまったり、突発的な外食などが多いご家庭では食材を無駄にしてしまうことも。自炊をメインに食費をやりくりしたいなら、3日に1度程度のプチまとめ買いをおすすめします。この方法なら在庫を見ながら買い物をすることができるでしょう。慣れてきたら、徐々に買い物へ行く期間を延ばしていきましょう。

NGその2:節約食材として「もやし」を買う



もやしは、過去1袋5円や10円程度で売られていた時代もありました。「食費節約=もやし」と連想する方も多いのではないでしょうか。しかし、もやしも値上げが続いており場合によっては、キャベツや白菜といった他の野菜よりも高くつく可能性があります。

最近のもやしの値段はお店にもよりますが、1袋40円ほどでまだまだ手ごろなお値段ですが、日持ちがしないのが難点と言えるでしょう。キャベツで比較すると、1枚ずつ葉をはがしながら乾燥しないように使うことで、長持ちします。

キャベツ1玉150円の場合、もやし約4袋分と考えた場合、予算や作りたいおかずによっても変わりますが、金額で考えると意外と他の野菜の方が安いと考えることもできるでしょう。

NGその3:食材半額や割引商品を狙う



半額シールや割引シールが貼られていると、宝物を発見した気分になれますよね。しかし、それが「お得ハンター」と言われる状態で、場合によっては無駄遣いになってしまいます。

半額シールが貼ってあるとはいえ、お金を使うことには変わりません。その日のうちに使い切れる食材を割引価格で買えるのであれば、それはお得な買い物と言えますが、そもそも買う予定がないものや、値引き前の金額が高額なもの、生洋菓子といった食材以外のものは節約にならない可能性が高いです。

他にもよりどり〇点、2点目半額といったものにも気を付けましょう。カゴに入れる前、会計に行く前に本当に必要か、購入後にどのように消費をするのかなど、考えるようにしましょう。

NGその4:期限付きクーポンの利用



割引クーポンなどさまざまなクーポンが発行されています。必要なものをクーポンでお得に買えたらいいのですが、半額シールと同様、不要なものを買ってしまっていては無駄になってしまいます。

他にも飲食店のドリンク1杯無料券の期限が切れそうだと思って家族で飲食店に行くと、数千円があっという間に消えてしまいます。 ソフトドリンクの原価は1杯あたり数十円です。4人分でも100円前後の原価で、1人あたり1500円の注文があれば、4人で6000円の売り上げになり、家計は6000円の出費になります。クーポンも使いかた次第では大きな出費につながることもあります。

最近ではフードデリバリー業者などでも割引クーポンを発行しています。もともとデリバリーを使う予定で、クーポンを活用するのは上手な使い方ですが、クーポンがあるからといって、冷蔵庫に食材がたくさんあるのに、予定外にデリバリーで食事を済ませるのは、食費が膨らむ原因にもなるでしょう。

他にも、手軽さや値段だけを考えて、栄養バランスを考えない偏りのある食事を続けていれば、体調不良になってしまうこともあるでしょう。食事は旬の食材や肉や魚、卵、大豆などバランスよく使った自炊をして、節約をしながらも体調を整えることが望ましい食費節約方法と言えるでしょう。

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