激辛党でも気軽に買えない! 業スーの『青唐辛子』はやみつきレシピもあるけど取り扱い注意
青唐辛子、一般家庭での需要ってどうなんでしょうか? 業務スーパーで見かけるベトナム産の冷凍品『青唐辛子』をチェックしてみました。
赤唐辛子よりもフレッシュな風味で、痺れるような辛さ。クオリティは十分ながら、辛味レベル的に、レシピを理解していないと扱いが難しい商品と言えるでしょう(業務用ですよねぇ)。
『青唐辛子』は408円(税込、税抜378円)で販売中。内容量は250g。神戸物産がベトナムから輸入・販売するプライベートブランド品です。
一般スーパーだとあまり見かけない青唐辛子。姉妹品として『唐辛子』(250g・408円)もラインナップされています。そちらは完熟した普通の赤唐辛子。いずれも詳しい品種などは未記載です。
まず注意点として、生の唐辛子に素手で触れると、辛味成分が皮膚に染みて痛みが出るおそれがあります。必ずゴム手袋を着用して扱いましょう。
常温に30分も置けば解凍されますし、冷凍状態で加熱しても余計な水分は出ないので、そのまま料理に使ってOK。へたは除去済み、種は未処理。唐辛子の種は柔らかいので、そのまま食べても問題ありませんが、気になる場合は縦にカットするなどして除去しましょう。
少し口に含んだだけで、カプサイシンの強烈な刺激がツンと広がる味。姉妹品の『唐辛子』と同じく、ほぼ辛味オンリーのシンプルな風味です。
薬味用に乾燥させた唐辛子に比べて、鮮度感のある爽やかな辛さ。未成熟のまま収穫した青唐辛子なので、鼻からすっと抜けていくようなフレッシュさはひとしおですね。
ただし、辛味の強さは激辛級。料理に1〜2本入れると刺激的なピリ辛感、3〜4本で咳き込むレベルです。少ない分量でもヒリヒリくるので、扱いづらさは否めません。
基本はアレンジ前提の食材でしょうか。醤油に漬け込んで青唐辛子醤油にすれば、辛味がまろやかになって冷奴などと好相性に。味噌と一緒に炒めて青唐辛子味噌にすれば、旨辛系のご飯おかずに変身します。
辛味を受け止められる味の強い食材であれば、味付けに加えてもOK。エスニックや肉料理ですね。簡単な炒め物でも、痺れるような辛味で鮮烈な味に仕上げてくれます。
冷凍『青唐辛子』の賞味期限は約2年と長め。必要な分だけ少量ずつ使えるため、保存性は優秀です。激辛ファンなら重宝するかと。
とはいえ、一般家庭では持て余しがちなのは確かでしょう。まぁ、気軽に買う食材とは思えないですし、飲食店需要かと思いますが、よく考えてからチョイスしてみてください。
一応カロリーも確認しておきましょう。
『青唐辛子』は100gあたり96kcal(脂質 3.4g、炭水化物 16.3g)。1本平均が5g(実測値)なので、1本あたりは約5kcal。とくに問題ない数値ですね。料理に使う際の参考にどうぞ。