人生のなかでは、目の前のことに精いっぱいな時期もあれば、余裕をもてる時期も。それぞれの時間を大切にし、今輝いている60代、70代の先輩たちを取材。ここでは、夫と2人暮らしでYoutubeチャンネル「60歳からの幸せライフ」が人気のライフさん(63歳)に、60代を楽しく生きる過ごし方を教えてもらいました。

ライフさんの自分時間ヒストリー

ライフさんの自分時間にまつわる歴史を、20代から現在に至るまでまとめました。

【写真】ライフさんの手づくりイヤリング

●20代:目の前のことに忙殺され行き当たりばったりの日々

前半は仕事と家との往復。24歳で結婚し、郊外に越して3年ほど夫婦でお店をやっていたことも。28歳、29歳で出産。

●30代:子育てに専念。最初の数年は記憶がないほど多忙に

年子の子育てで、5〜6年は記憶がないほどかかりきりに。自分時間をとろうなんて、考える余裕もない日々。

●40代:転勤族で、新しい環境になじもうとPTA活動に熱中

夫が転勤するたび、新しい環境になじもうと都度PTA活動に熱中。猫を最大で5匹飼い、家は猫と子どものものだらけに。

●50代:子どもの卒業後は、アクセサリーづくりに夢中に

子どもが高校を卒業したのを機に自分時間が増え、アクセサリーづくりをスタート。子どもが独立し、夫婦2人暮らしに。

●60代:ママ友と疎遠になり、動画投稿をスタート

子育て時代の友人とは少しずつ疎遠になり、あいた時間で動画投稿をスタート。地域のボランティアにも参加するように。

ライフさんの自分時間の楽しみ方

60代の現在、自分時間を上手に活用しているライフさん。楽しみ方を紹介します。

●お気に入りの天然石で手づくりイヤリングを

「天然石に魅了されて、いっときは時間ができると市場に材料を買いに行っていました」。

今も洋服に合わせて長さをアレンジするなど、アクセサリーはいつも手づくり。

●新しいものと出合える旅行は最高のリフレッシュ

夫婦の共通の趣味は旅行。

「最近やっと海外にも行けるようになって、先日はカンボジア旅行へ。現地にしかない変わった食べ物を食べるのが大好きなんです」

●ボランティアを始めて心が充実した

「ママ友づき合いがなくなってきたのが寂しくて、近所のボランティア活動を始めたら想像以上に楽しくて。関わっている人とのおつき合いを、ほどよい距離感で楽しんでいます」