超貴重、パイロット版『ドラえもん』公開!3社が無料で制作協力「一緒に夢を見ましょう」

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アンタッチャブルとサンドウィッチマンがMCを務める『証言者バラエティ アンタウォッチマン!』。

3月5日(火)の同番組では、「藤子・F・不二雄 生誕90周年特別企画 貴重証言で紐解く“ドラえもんのひみつ”スペシャル」が放送。超貴重なパイロット版『ドラえもん』が公開された。

1979年にテレビ朝日でアニメ版がスタートした『ドラえもん』。

番組では、そんなアニメ版『ドラえもん』のプロデューサーを1979年から26年間担当した別紙壮一氏が登場。

“影の立役者”である別紙氏が、アニメ放送にこぎつけるまでの秘話を明かした。

当時の『ドラえもん』は子どもには人気があったものの、まだ大人には知られていなかったそう。

加えてアニメ化の実現を難しくさせたのが資金面。当時、アニメ1本を作るのに約1000万円がかかったという。

一方、別紙氏が企画を持ち込んだ「シンエイ動画」の資本金は500万円と、かなり厳しい状況だった。

テレビ局にどうしてもおもしろさを伝えたかった別紙氏は、約10分程度のパイロット版アニメーションを作ることに。

その資金さえなかったものの、別紙氏は「背景を描く会社、撮影する会社、録音する会社に、制作費を貸してくれないか頼みに行った」と話す。すると3社とも「何を言ってるんですか。出世払いでいいですよ。一緒に夢を見ましょう」と無料で協力してくれたのだという。

こうして10分のパイロットフィルムが完成し、テレビ朝日での放送が決定した。