海に抱かれた美しい暮らし。ふるさとを愛する男のささやかな夢は「結婚して奥さんと子どもと…」

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世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

3月2日(土)の放送では、クロアチアにある小さな村マリ・ストンを特集した。

風光明媚な湾に面したマリ・ストンは、ヨーロッパで2番目に長い5.5キロの城壁で知られる。

この城壁が守っているのは、4000年の歴史をもつ塩田。かつて、塩は黄金に並ぶ価値があった。

そして、この地のもうひとつの名物が牡蠣だ。

牡蠣の養殖は、ローマ帝国の時代から行なわれてきたマリ・ストン湾の伝統の産業。口の中に残るほどよい海の香りが絶品だという。

代々続く牡蠣職人のトミスラブ・シャレさんは、「平穏で時がゆったりと流れるこの街の暮らしに慣れたら、ほかの場所に住むなんてできない」と話す。

ここは、海洋保護区にも指定されている自然豊かな湾。海に抱かれた美しい暮らしがある。

マリ・ストンを愛するトミスラブさんの夢は?

「結婚して奥さんと子どもとたくさん旅をしてみたい」

なお、次回3月9日(土)放送の『港時間』は、クロアチアのザダルを特集。

1年中セーリングが楽しめる海の町で、セーリングの腕を磨くひとりの若者を紹介する。