ヴィンテージ着物が世界にたった1つの“おひな様”に変身!和の文化が姿を変えて現代へ
2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、古い着物をリメイクして人形をつくっている大方知子さん(TSURUTO)。
大方さん:「ヴィンテージの着物を使ってひな人形を制作しております。現代では見られない色柄や色合わせが特徴で人気です」
人形を見に来た母娘の反応は…。
娘:「すごく色鮮やかで着物の風合いが素敵でいいなと思いました。(着物を)再生して使っているというのも魅力かなと思いました」
母:「住まい(のサイズ)に合わせてあるし、1点1点にとても落ち着きを感じる。見て気に入りました」
大方さんがこの取り組みをはじめたのは、昔から伝わる和の行事がきっかけだった。
大方さん:「埼玉県越谷市にお店を構えていた時期がありまして、昔から雛めぐりという行事が行われていたんですね。その行事の一環で(地元の人形工房)『あいはる人形』さんと一緒にヴィテージの着物を使った新しいおひな様を作ってみようとスタートしました」
現代では希少となった柄や染めの着物を大方さんが色合わせし、人形作りが盛んな越谷の職人の手で世界にたったひとつのひな人形が作られている。
昔ながらの和の文化を現代に活かす大方さんが未来に叶えたい夢は?
大方さん:「着物は着る芸術とも言われていますけれど、ひな人形を通して着物への興味関心、和の文化への関心につながったら本当に嬉しいなと思います」
なお、次回3月9日(土)放送の『しあわせのたね。』では、御年91歳の現役ソフトボール選手を紹介する。