米米CLUBのジェームス小野田
米米CLUBのジェームス小野田が、6日の都内で、短編映画『気づかなくてごめんね-デイサービス編-』の舞台あいさつに出席。そこで、俳優業における予想外の出来事があったといい「撮影3日前のことです」と監督から突如、配役変更の通告を明かした。

本作は、高齢期の難聴がもたらす認知症の誤認をテーマにした短編映画。主演は石倉三郎で、舞台あいさつには、柳田ありす、ヒデ（ペナルティ）、市井紗耶香、上西恵、搗宮姫奈、大和田南那、大村和明、武智大輔、矢作有紀奈、そして、主題歌を担当したMaica、監督の武田知大氏らも同席した。

▼ （後列左から）中石真一路氏、Maica、矢作有紀奈、武智大輔、大和田南那、大村和明、武田知大監督
（前列左から）上西恵、ヒデ、石倉三郎、柳田ありす、市井紗耶香、搗宮姫奈、ジェームス小野田


親の世代の老いを扱う物語とあって、重い印象になりがちだが、石倉は、小野田の役どころが「唯一の救い、良かった」と褒めちぎった。

▼（左から）ジェームス小野田、大和田南那、大村和明


そう褒められた小野田は「でもですね、実は、最初に聞いていた役は、既に認知症になっている老人の役で、ヒゲも白く染めたりして、セリフもしっかり覚えて、役づくりをしていたんです。それが監督から、撮影3日前に『役を変えていいですか？老人ホームで送迎するアルバイトの運転手さんになってほしい』と言われたんです。なので、演じるキャラクターの年齢が若くなっちゃったので、あらかじめ白く染めたヒゲを、また黒くしたんです」と細かい点まで説明。最初は戸惑うも、本番に向けて、きちんと対応したそうだ。

武田監督が恐縮しながらコメント。「本当にすいません、無理を言っちゃいました。でも、役を快く変えて頂いたお陰で、太陽のように輝いてもらいました。ありがとうございました」と深く感謝した。すると、小野田は嬉しそうに「監督が決めたんですから」と優しく返し「こちらこそ、ありがとうございました」といい、笑みを広げていた。

なお、試写会の後には、石倉の友人だというロックバンド「GLAY」のサポートドラマーとして活躍するプロドラマーの 永井利光氏らによるスペシャルJAZZライブも同時開催されていた。

『気づかなくてごめんね-デイサービス編-』は、今春公開予定。

▼ 映画『気づかなくてごめんね』公式X