森山直太朗、昨年他界した父と過ごした“最期の2カ月”「短い時間だったけど10年分生きた」
3月6日(水)に放送された『徹子の部屋』に、森山直太朗が登場した。
昨年12月に肺がんを患っていた父が他界。亡くなる前の2カ月間は親子で“最期の時間”を過ごしたという。
小学生のときに両親が離婚し、父とは離れて暮らしていた森山。
父は「どこかでやりきれない思いを抱えながら、本音や自分の胸の内を表現するタイプの人ではなかった」ものの、森山にとっては“優しい父”だったそう。仲が悪い時期もあったが、「(子どものころ)毎日父と会うのが楽しかったし、自分にとって本当におもしろい人だった」と語る。
また、5年前の森山の結婚を機に、父と頻繁に会うように。昨年5月、渋谷公会堂で行われたライブにも駆け付けてくれたと話す。
じつは、渋谷公会堂は父が森山の母・良子と出会った思い出の場所。
普段は素直な思いを口にしない父だったが、「その場所であなたが歌っていることをとても不思議に感じたし、誇らしい気持ちにもなりました」と胸の内を明かしてくれたとのこと。
そして、森山は「会えない寂しさはいつだってふとした景色を見てつきまとうけど、どこか新しい世界に旅立っていったような、祝福と感謝の気持ちの方が強い」と亡き父への思いを吐露。
「たったの2カ月だったけど、彼も『短い時間だったけど10年分生きた』って言って、晴れやかに軽やかに旅立っていった」と父の最期を振り返った。