プロが選ぶ“J-POP史に大きな影響を与えた1曲”発表!ヒャダイン「音楽業界をゲームチェンジした」

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今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『関ジャム 完全燃SHOW』。

2月25日(日)の同番組に、ヒャダインとatagi(Awesome City Club)が登場。新企画「平成J-POP史 プロが選ぶあの年のあの1曲」が放送された。

平成のヒットチャートには、後の時代にも残る名曲がズラリ。しかし、プロたちによると、ランキングの順位にかかわらず、その後のJ-POP史に大きな影響を与えた大事な曲があるという。

そこで今回は、ヒャダインとatagiが数ある平成J-POPの中から実は重要だという“ある1曲”を選出。プロ目線でそのスゴさを解説した。

ヒャダインが注目したのは1998年。年間ランキングにはL’Arc〜en〜CielやGLAYなどが名を連ねるこの年、「1999年以降のJ-POP史を変える1曲」がリリースされた。

それが、編曲家として知られるダンス☆マンのデビュー曲『背の高いヤツはジャマ』だ。

アメリカのソウル/R&Bシンガー・Carl Carltonの『She’s a Bad Mama Jama』をオマージュして作られたこの曲。

ヒャダインは「2000年代の日本の音楽業界を愉快方面にゲームチェンジした源泉」と熱弁。「この曲は80年代アメリカのディスコソングの替え歌カバーソングで、いわゆる冗談音楽でありながら、替え歌のクオリティを凌駕する編曲面が秀逸でした」と絶賛する。

さらに、この曲がキッカケとなり、誰もが知るモーニング娘。の大ヒット曲『LOVEマシーン』が生まれたとのこと。

「70〜80年代サウンドをリスペクトしつつ、日本人好みの当時最新のサウンド感にアップデートして、明瞭かつグルーヴ感に満ちたアレンジに仕上げた内容は、つんく♂さんとのコラボレーションで爆発!」(ヒャダイン)

ここから、つんく♂とダンス☆マンの最強タッグが誕生。『恋のダンスサイト』『ハッピーサマーウェディング』など、数々の大ヒット曲が世に送り出された。