【お取り寄せの逸品】今が旬! お酒が進む大分名物「かぼすブリしゃぶ」が最高においしい理由
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●大分県のブランド魚「かぼすブリ」を贅沢に味わう「かぼすブリしゃぶ」が大分県民に愛されるワケとは? 実際に取り寄せて調査してみた。
作るのも片付けも簡単で、さまざまな食材をバランス良く摂れ、冷えた体を温めてくれるお鍋。冬のお助けメニューですが、そろそろ飽きていませんか?
週2で鍋をしている筆者もすっかりマンネリ気味。たまには特別な鍋でも食べてみようかと周りに聞いてみたところ、大分出身の食通の知人に「かぼすブリしゃぶ」をおすすめしてもらいました。
個人的にはブリの臭いが少し苦手なので一瞬戸惑いましたが、知人曰く、“かぼすブリ”は全然臭みがなく絶品とのこと。その言葉を信じて、早速お取り寄せしてみました。
「大分かぼすブリしゃぶセット」500g、5940円(購入当時価格)
「かぼすブリしゃぶセット」を取り扱う会社はいくつかありますが、今回は知人おすすめの『絆屋』のものを注文しました。冷凍状態で届き、中にはかぼすブリの切り身、かぼすポン酢、もみじおろし、だし昆布が入っています。
かぼすの生産量が日本一、ブリの養殖生産量3位の大分県が生んだ「かぼすブリ」。餌にかぼすの果汁や果皮を混ぜて育てたブリのことで、青魚特有の青臭さが低減されているのが特徴なんだそうです。
切り身は二重に密封され、しっかり真空パック状態で届く [食楽web]
切り身の血合い部分が早く変色しがちなブリの切り身ですが、かぼすに含まれる栄養素により変色を抑えているのだとか。大分県の中でも、臼杵市、津久見市、佐伯市で生産されていて、旬の10月頃~3月末まで出荷しています。
厚みあるブリが絶品! 大分県のブランド魚「かぼすブリ」のしゃぶしゃぶを実食してみた
見るからに脂がのった切り身はツヤっと輝いています。しゃぶしゃぶということで薄切りを想像していましたが、お刺身より少し薄いくらいで食べ応えがありそう!
一瞬だけくぐらせて、脂たっぷりのブリを堪能しよう
[食楽web]
まずはセットの昆布で出汁を取ります。鍋に水をはり、昆布を入れて加熱し、沸騰する直前に昆布を取り出せば完成。ここから具材から出た出汁や旨みもどんどん加わっていくのを想像すると、自然と胸が高鳴ります。
いよいよブリしゃぶの登場。切り身をさっと潜らせます。本当に一瞬で切り身の色が変わるので、油断しないようにしてくださいね。
まずは、ほんの少し付属のポン酢をつけて食べてみると、本当に臭みがない! 普段は臭いが苦手で、ブリに限らずどんな魚の血合いも食べませんが、血合ごと食べても全然気になりません。餌でこんなに違うなんて驚きです。
身はとてもやわらかく、ブリの旨みと脂の旨みが広がります。脂はのっているものの、決してしつこさはなく、むしろ後味はさっぱりでした。
付属のポン酢もまた良い。調べてみると、昨年リニューアルされており、ポン酢に含まれるカボス果汁の割合が大幅にアップしたそうです。使っているかぼすは大分県杵築市(きつきし)の農家にお願いしているもので、添加物も一切不使用。鰹出汁がしっかり効いているまろやかな酸味のポン酢と、ブリしゃぶとの相性は完璧でした。
ある程度シンプルにブリを楽しんだら、たっぷりの野菜を加えていただきましょう。野菜にブリの脂や旨みが滲みでた出汁が絡み、これだけでもご馳走に。野菜とブリを一緒に持ち上げてポン酢に絡めて食べ、お酒で流し込めば、思わず「くぅ~!!」と声がでます。最後は雑炊にして、一滴残らず召し上がれ。
調査結果
今回はお酒とおいしいものに目がない友人数名を招いて食べましたが、全員が「普通のブリと全然違う」と大絶賛。お酒がぐいぐい進み、あっという間にみんなで良い気分に。大分出身の知人があんなに自信満々におすすめしてくれた理由がよくわかりました。これは、旨い!
(撮影・文◎佐々木舞)
●DATA
株式会社 絆屋
https://kizunaya.biz/241