耳を優しく挟むカフ型イヤホン「HUAWEI FreeClip」が一般発売、「3代目山の神」神野大地さんが良さを語る
ファーウェイ・ジャパンは2月2日、耳をふさがないイヤーカフ型のオープンイヤホン「HUAWEI FreeClip」の一般発売を発表しました。カラーはブラック、パープルの2色展開。
価格は27,800円で、公式サイトやAmazon.co.jp、KDDI/沖縄セルラー(au Style、auショップ、au Online Shop)などを通じて販売します。
HUAWEI FreeClip。カラーはブラック、パープルの2色
耳に装着したところ。耳輪を柔らかく包むように着けられる
○耳を優しく挟み込むカフ型ワイヤレスイヤホン
HUAWEI FreeClip(以下、FreeClip)は耳を挟み込むように装着する、カフ型のオープンイヤホン。2023年12月クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて支援募集したアイテムで、2024年2月1日時点で5,800万を超える金額が集まっています(現在募集は終了)。なおクラウドファンディング支援者には、来週〜再来週にかけ順次商品が発送される予定です。
本体は耳穴付近のアコースティックボール、耳を挟むC-bridge(C-ブリッジ)、耳裏に着けるコンフォートビーンズという3つの主要パーツで構成されています。開発に3年以上を費やし、1万人の耳データを分析して人間工学に基づいた最適化を繰り返し、快適なフィット感と落ちにくさを実現したとのこと。
FreeClipの本体と充電ケース。写真のカラーはブラック
耳輪(耳の外側の部分)を挟むC-bridgeは、シリコンで覆われた9本の芯線が入っており、形状記憶合金ワイヤー(ニッケルチタン合金)を芯線と並列に織り込むことで耐久性を確保しました。軽い力で曲げ伸ばしでき、耳輪をやさしく包み込むパーツです。
耳穴付近で音を出すのは、アコースティックボールと呼ばれるボール形状のパーツ。この中に約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵し、迫力ある低音を鳴らせます。耳の後ろには、耳の形に沿ってくぼんだ形のコンフォートビーンズがフィットする設計です。
C-bridgeには芯線と形状記憶合金のワイヤーが組み込まれている
約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵したアコースティックボール
耳裏にフィットするコンフォートビーンズ
FreeClipの特徴
○耳を挟む力加減が絶妙。音漏れ軽減機能が優秀だった
重さは片耳5.6gで、軽い装着感ながら、激しい運動で頭を振っても落ちにくいことも特徴。またデザインは左右対称で、装着すると自動で左右の耳を識別してくれます。スマートフォンとの接続はBluetooth 5.3、コーデックはSBC/AAC、独自のL2HCをサポート。
機能面では、最大2台同時接続のマルチポイント機能やタッチ操作、通話ノイズリダクション機能、逆位相の音を流すことで音漏れを低減する機能などを搭載しています。なおノイズキャンセリング機能はありません。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体で最大8時間、充電ケース込みで最大36時間。10分の充電で最大3時間音楽再生できる急速充電機能を備えています。防塵防滴性能はIP54レベルに準拠し、ランニング中の汗や軽い雨でも使える仕様です。
パープルの本体(片耳)。左右の違いはなく、耳に装着すると自動で左右を認識する
球形のアコースティックボールと、中央がややくぼんだコンフォートビーンズ。写真は通常の状態
C-bridgeを開いた状態。軽い力で柔軟に曲げ伸ばしできる
実際に装着してみると、C-bridgeによる柔らかい耳の挟み込みが特に印象的でした。固いブリッジをこじ開ける形で耳に装着するかと思いきや、ソフトな曲げ伸ばしが可能で、耳へ緩やかに“載せる”ような感覚で装着できます。適度に耳を挟む力もあるため、頭を振ってもずれたり落ちたりすることもありませんでした。ちなみに、耳穴前に来るアコースティックボールの位置により聞こえ方が変化するので、自分に合った位置決めを調整してみるのもよさそうです。
また、音漏れの少なさも注目のポイントでした。ファーウェイのオーディオグラス製品「HUAWEI Eyewear 2」と同じく逆音波アルゴリズムを使用し、逆位相の音を出することで音漏れを低減。中程度の音量ならば、オフィスで隣に座った場合(20cmほどの位置)でも、ほとんど漏れることなく再生できます。家の中など静かな場所なら多少は漏れ聞こえるかもしれませんが、気にならないレベルだと思われます。
アコースティックボールには約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵
充電ケースは楕円形でつるっとしている(写真のカラーはパープル)
充電インタフェースはUSB-Cだ
○アンバサダーに神野大地さん、熊谷江里子さんが就任
FreeClip正式発表に合わせ、箱根駅伝の「3代目山の神」として知られるプロランナー神野大地さん、女優やタレントなどで活躍する熊谷江里子さんが就任しました。2月2日に開催された発表会では神野大地さんが、トレーニング中にFreeClipを使ってみた感想などを紹介しました。
神野大地さんは、青山学院大学3年生の時に箱根駅伝往路5区で区間新記録を樹立。卒業後は実業団のコニカミノルタを経て、2018年にプロへ転向しました。現在では1日30km走ることを日課にしており、1週間のなかでインターバルトレーニングや決められたペースで走るトレーニング、“坂ダッシュ”、長距離を走るロング走といったトレーニングをこなしているそう。これらトレーニングは1週間に3回ほど行っているそうですが、それ以外の時間は自分で内容をコントロールできるジョギングに充てられています。
神野さんはこのジョギング時にFreeClipを活用。よかった点として「耳から落ちない」「イヤホンに見えないデザイン」「耳をふさがない」などを紹介しました。
落下に関しては、「最初は激しい運動をしたら落ちるんじゃないと心配していた」といいますが、1kmを3分半で走るハイペースのジョギングでも安定していたとのこと。また、デザイン面ではイヤホンというよりアクセサリーのような見た目が「かっこよかった」とコメントしました。
神野さんは自分の足音や呼吸を大切にして走るため、ジョギングでは基本的にイヤホンを着けてこなかったそう。耳をふさがないFreeClipは、音楽を流しながら自分の足音や呼吸も聞けるため、「走っていると退屈に感じるときもあるが、音楽を聴いてモチベーションを上げられる」と語りました。
モデルのマミーコック・桂良・ジャズミンさんと、アンバサダーに就任した神野大地さん
神野大地さんはFreeClipを装着しての登壇。音質も「今まで使ったイヤホンの中で一番よかった」と話した
ジョギングしながらFreeClipを使うデモも披露された
神野さんがFreeClipをおすすめしたいユーザーは「運動する人」。周囲の音が聞こえるため話しかけられたときにも対応できるので、ランニングだけでなく、ジムなどで運動する人にも適していると話し、「たくさんの人に手に取ってもらえれば良さを感じられると思いますし、自信を持ってオススメできる製品と思っています」と笑顔を見せていました。
価格は27,800円で、公式サイトやAmazon.co.jp、KDDI/沖縄セルラー(au Style、auショップ、au Online Shop)などを通じて販売します。
HUAWEI FreeClip。カラーはブラック、パープルの2色
○耳を優しく挟み込むカフ型ワイヤレスイヤホン
HUAWEI FreeClip(以下、FreeClip)は耳を挟み込むように装着する、カフ型のオープンイヤホン。2023年12月クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて支援募集したアイテムで、2024年2月1日時点で5,800万を超える金額が集まっています(現在募集は終了)。なおクラウドファンディング支援者には、来週〜再来週にかけ順次商品が発送される予定です。
本体は耳穴付近のアコースティックボール、耳を挟むC-bridge(C-ブリッジ)、耳裏に着けるコンフォートビーンズという3つの主要パーツで構成されています。開発に3年以上を費やし、1万人の耳データを分析して人間工学に基づいた最適化を繰り返し、快適なフィット感と落ちにくさを実現したとのこと。
FreeClipの本体と充電ケース。写真のカラーはブラック
耳輪(耳の外側の部分)を挟むC-bridgeは、シリコンで覆われた9本の芯線が入っており、形状記憶合金ワイヤー(ニッケルチタン合金)を芯線と並列に織り込むことで耐久性を確保しました。軽い力で曲げ伸ばしでき、耳輪をやさしく包み込むパーツです。
耳穴付近で音を出すのは、アコースティックボールと呼ばれるボール形状のパーツ。この中に約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵し、迫力ある低音を鳴らせます。耳の後ろには、耳の形に沿ってくぼんだ形のコンフォートビーンズがフィットする設計です。
C-bridgeには芯線と形状記憶合金のワイヤーが組み込まれている
約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵したアコースティックボール
耳裏にフィットするコンフォートビーンズ
FreeClipの特徴
○耳を挟む力加減が絶妙。音漏れ軽減機能が優秀だった
重さは片耳5.6gで、軽い装着感ながら、激しい運動で頭を振っても落ちにくいことも特徴。またデザインは左右対称で、装着すると自動で左右の耳を識別してくれます。スマートフォンとの接続はBluetooth 5.3、コーデックはSBC/AAC、独自のL2HCをサポート。
機能面では、最大2台同時接続のマルチポイント機能やタッチ操作、通話ノイズリダクション機能、逆位相の音を流すことで音漏れを低減する機能などを搭載しています。なおノイズキャンセリング機能はありません。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体で最大8時間、充電ケース込みで最大36時間。10分の充電で最大3時間音楽再生できる急速充電機能を備えています。防塵防滴性能はIP54レベルに準拠し、ランニング中の汗や軽い雨でも使える仕様です。
パープルの本体(片耳)。左右の違いはなく、耳に装着すると自動で左右を認識する
球形のアコースティックボールと、中央がややくぼんだコンフォートビーンズ。写真は通常の状態
C-bridgeを開いた状態。軽い力で柔軟に曲げ伸ばしできる
実際に装着してみると、C-bridgeによる柔らかい耳の挟み込みが特に印象的でした。固いブリッジをこじ開ける形で耳に装着するかと思いきや、ソフトな曲げ伸ばしが可能で、耳へ緩やかに“載せる”ような感覚で装着できます。適度に耳を挟む力もあるため、頭を振ってもずれたり落ちたりすることもありませんでした。ちなみに、耳穴前に来るアコースティックボールの位置により聞こえ方が変化するので、自分に合った位置決めを調整してみるのもよさそうです。
また、音漏れの少なさも注目のポイントでした。ファーウェイのオーディオグラス製品「HUAWEI Eyewear 2」と同じく逆音波アルゴリズムを使用し、逆位相の音を出することで音漏れを低減。中程度の音量ならば、オフィスで隣に座った場合(20cmほどの位置)でも、ほとんど漏れることなく再生できます。家の中など静かな場所なら多少は漏れ聞こえるかもしれませんが、気にならないレベルだと思われます。
アコースティックボールには約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵
充電ケースは楕円形でつるっとしている(写真のカラーはパープル)
充電インタフェースはUSB-Cだ
○アンバサダーに神野大地さん、熊谷江里子さんが就任
FreeClip正式発表に合わせ、箱根駅伝の「3代目山の神」として知られるプロランナー神野大地さん、女優やタレントなどで活躍する熊谷江里子さんが就任しました。2月2日に開催された発表会では神野大地さんが、トレーニング中にFreeClipを使ってみた感想などを紹介しました。
神野大地さんは、青山学院大学3年生の時に箱根駅伝往路5区で区間新記録を樹立。卒業後は実業団のコニカミノルタを経て、2018年にプロへ転向しました。現在では1日30km走ることを日課にしており、1週間のなかでインターバルトレーニングや決められたペースで走るトレーニング、“坂ダッシュ”、長距離を走るロング走といったトレーニングをこなしているそう。これらトレーニングは1週間に3回ほど行っているそうですが、それ以外の時間は自分で内容をコントロールできるジョギングに充てられています。
神野さんはこのジョギング時にFreeClipを活用。よかった点として「耳から落ちない」「イヤホンに見えないデザイン」「耳をふさがない」などを紹介しました。
落下に関しては、「最初は激しい運動をしたら落ちるんじゃないと心配していた」といいますが、1kmを3分半で走るハイペースのジョギングでも安定していたとのこと。また、デザイン面ではイヤホンというよりアクセサリーのような見た目が「かっこよかった」とコメントしました。
神野さんは自分の足音や呼吸を大切にして走るため、ジョギングでは基本的にイヤホンを着けてこなかったそう。耳をふさがないFreeClipは、音楽を流しながら自分の足音や呼吸も聞けるため、「走っていると退屈に感じるときもあるが、音楽を聴いてモチベーションを上げられる」と語りました。
モデルのマミーコック・桂良・ジャズミンさんと、アンバサダーに就任した神野大地さん
神野大地さんはFreeClipを装着しての登壇。音質も「今まで使ったイヤホンの中で一番よかった」と話した
ジョギングしながらFreeClipを使うデモも披露された
神野さんがFreeClipをおすすめしたいユーザーは「運動する人」。周囲の音が聞こえるため話しかけられたときにも対応できるので、ランニングだけでなく、ジムなどで運動する人にも適していると話し、「たくさんの人に手に取ってもらえれば良さを感じられると思いますし、自信を持ってオススメできる製品と思っています」と笑顔を見せていました。