日本は3-1でインドネシアに勝利【写真:ロイター】

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アジア杯グループ最終戦でインドネシアと対戦、上田2発&OGで3-1勝利

 日本代表は1月24日にアジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップのグループリーグ第3戦、インドネシア戦でFW上田綺世の連続ゴールにより3-1の勝利を収めた。

 日本の森保一監督は1-2と不覚を取った19日の第2戦イラク戦から8人のスタメン変更を実施。GK鈴木彩艶、MF遠藤航、MF久保建英のみが継続スタメンとなった。日本はイラク戦の敗戦によりグループ首位通過の可能性が消滅したが、勝利または引き分けで2位通過というゲームになった。

 そして立ち上がりの2分、日本はFW上田綺世が右サイドのペナルティーエリア内で中央を向くと、相手DFに抱えられて転倒。当初はノーファウルの判定だったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による介入でオンフィールドレビューが実施されPKの判定に。これを上田が自ら決めて前半6分の先制ゴールになった。

 これまでの2戦よりも攻守の切り替えが早いプレーを見せる日本はゲームのペースを掴んだ。5-4-1で撤退するインドネシアに手を焼く面こそ見られたが、ボールを制圧して敵陣で進めるゲーム展開に持ち込んだ。前半35分にMF中村敬斗が放った決定機でのシュートがゴールポストに嫌われるなど追加点こそ奪えなかったものの、このまま1-0でハーフタイムへ。今大会で初めて前半無失点で45分間を終えた。

 後半も攻撃的にゲームを進める日本は6分、中村がキープしたところで左サイドを回り込んだMF堂安律にパスが通ると、ゴール前を横切るラストパスにファーサイドで合わせた上田が押し込んで自身2得点目。代表通算10ゴールとなる一撃で2-0とリードを広げた。

 その後、堂安が立て続けに決定機を得るもシュートは枠外に飛んだ。森保監督は後半23分に中村とMF旗手怜央に代え、MF南野拓実とFW前田大然を送り込み遠藤の1ボランチにシフトした。インドネシアを敵陣に封じ込めた状態で試合を維持した日本は、後半43分には上田のシュートから相手のオウンゴールで1点を追加した。

 しかし、後半アディショナルタイム突入直後にロングスローから失点を喫して3-1で勝利したものの今大会初の無失点試合は逃した。日本は勝ち点を6として、D組の2位で決勝トーナメントに進出した。

 ベスト16での初戦はE組の首位通過チームとの対戦になる。ヨルダン、韓国、バーレーンの3チームが可能性を残すが、25日の試合結果も注目される。(FOOTBALL ZONE編集部)